JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

今年も鹿との知恵くらべです

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 今年、苗を植樹をしたクヌギの再生林に鹿が侵入しているとの報告。「ワイヤ入りのネットを張り巡らしたエリアに植樹したのにどうして?」という疑問。今まで、このネットのエリアに鹿が侵入したことはなかった。早速現場にあがって確認すると、ネットの裾が持ち上げられ、そこから侵入されている。そしてシェルターを被せていない苗の若葉は全て食べられていた。油断!! シェルターを被せた苗の成長は、被せていない苗にくらべ若干生育が遅いため、このネットのエリアには鹿は侵入しないと思い込み、作業が大変なこともあって、植樹した苗の一部にはシェルターをかぶせていなかったのである。

 鹿は、シェルターをかぶせてある苗は食べられないことが分かっているので、これまでは侵入しなかっただけなのである。シェルターを被せていない食べられる美味しい苗があるとわかった途端、早速侵入に及んだのである。とりあえず、ネットを塞ぐ応急措置だけはしたが ・・・。我々の油断と手抜き。それに比べて鹿の賢さ、抜け目のなさ。さて、今年も始まった鹿との知恵くらべ、攻防戦。ゴングが鳴りました。我々は、ずっと後手後手に回っていますが、賢者はどっちか。勝者は ・・・。覚悟を新たに、すべての苗にシェルターを被せることを決断。

 「昔の賢者は言った 急いで手抜きをするのは愚かもの ・・・」。そんな歌詞で始まる歌があります。「好きにならずにいられない/Can’t Help Falling In Love」。「エルヴィス・プレスリー/Elvis Presley」が1961年に制作・発表したシングルで、彼が主演した映画「ブルー・ハワイ/Blue Hawaii」(1962年)の劇中歌としても使われ、典型的なラブ・バラードとして大ヒット。元歌は、18世紀のフランスで生み出された楽曲「愛の喜び /Plaisir d’Amour」のメロディを元に作曲されたという。

 この歌も洋楽に目覚めた頃に流行った歌。中学生の頃に聴き、辞書片手に意味を調べ、映画を観たのは確か高校1年の時だった。

【 Can’t Help Falling In Love 】  by George Weiss / Hugo Peretti / Luigi Creatore

「♪ Wise men say only fools rush in    賢い人は言う 急ぐのは愚かだと
  But I can’t help falling in love with you  でも、君を好きにならずにはいられないんだ

  Shall I stay?              急いじゃダメなの
  Would it be a sin             それは罪なの
  If I can’t help falling in love with you?  もし君を好きにならずにはいられないとしたら

  Like a river flows surely to the sea    やがては海にそそく川のように
  Darling so it goes            ダーリン この思いもそうなっていく
  Some things are meant to be      きっと意味のあることなんだ

  Take my hand, take my whole life too  手を握ってごらん、僕のすべてを捧げるよ
  For I can’t help falling in love with you  だって、好きにならずにはいられないから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 こんなことを言われてみたいディーヴァは「カレン・ソウザ/Karen Souza」。アルバム、「Essentials Vol. II」(2014)。いつも書いていますが、ボッサのリズムにのって歌う、彼女の妖艶さというか、コケティッシュなお色気は、もう枯れている爺さんを引き戻すほどの「チカラ」がありますね。

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Essentials, Vol. II
カレン・ソウザ/Karen Souza
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「Can´t Help Falling In Love – Karen Souza」

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 引き戻されたところで、まあ困ってしまうが、もっともっと若ければ、誰かにこんな歌を自分も歌ってみたいと思わせるような歌手は、カナダ出身のイケメン歌手、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」。デビュー・アルバム、「Michael Bublé」(2003)から。

Michael Buble

Michael Buble / Reprise / Wea

「Can’t Help Falling In Love – Michael Buble」

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鹿も喰わないのは ・・・

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ラベンダー
 山の公園の芝生広場では、「ラベンダー」が満開。公園では、食欲の旺盛な「シカ(鹿)」や「イノシシ(猪)」の食害に悩まされているが、この「ラベンダー」は、鹿も避けるようで、毎年綺麗な花を咲かせてくれる。NETなどで調べたり、人から聞いたところでは、もちろん100%ということではないだろうが、「アセビ(馬酔木)」、「キョウチクトウ(夾竹桃)」、「ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨)」、「シキミ(樒、櫁、梻)」、「ジキタリス」などの有毒の花、「ラベンダー」もこの仲間ですが、「シャクヤク(芍薬)」、「マリーゴールド」、「ハンゲショウ(半夏生)」、「ミント」など匂いが強いハーブ系の花が嫌いだという。そして、足をとられたり、お腹を擦られるのが嫌いらしく、「ツツジ(躑躅)」とか、毒性もある「アザミ(薊)」などのブッシュ系、トゲ(棘)系の植物も嫌いだという。そんなことから、クヌギの再生林は、鹿対策として、下刈りをあえてせずにブッシュを残している。

ウツギ
ヤマモモの実5月下旬
 しかし、庭と違ってこの公園は、鹿の嫌いなものばかりで山の植生を構成することなど不可能だし、多様性を損ねてしまう。共存を図ってゆくしかない。満開の「ウツギ(空木)」。鹿の好物か否かはわからない。そして、まだまだ小さくて青い「ヤマモモ(山桃)」の実。こちらも好物であるかどうか分からないが、高いところに実がなるので、届かないようだ。こうして、食害を免れた「ヤマモモ」は、あと1ヶ月ほどで食べごろとなる。

 今宵の曲、「My Favorite Things (私の好きなもの)」。ミュージカル、「サウンド・オブ・ミュージック/The Sound of Music」の挿入歌としてあまりにも有名ですね。

【 My Favorite Things 】
  by Oscar Hammerstein / Richard Rodgers

「♪ Raindrops on roses        バラの花びらの上に落ちる雨粒
  And whiskers on kittens      そして子猫のヒゲ
  Bright copper kettles         磨かれた銅のヤカン
   and warm woolen mittens    そしてウールの暖かい手袋(ミトン)に
  Brown paper packages        紐で結ばれた
   tied up with strings          茶色の紙包みもよ
  These are a few of my favorite things  私の好きなもののいくつか

  Cream-colored ponies          クリーム色のポニーと
      and crisp apple strudels     サクサクした食感のリンゴのお菓子
  Doorbells and sleigh bells        それにドアベルに橇(そり)の鈴
  And schnitzel with noodles        ヌードルを添えたシュニッツエルもね
  Wild geese that fly with          月を横切って飛んでゆく
     the moon on their wings        雁(がん)の群れ
  These are a few of my favorite things  それが私の好きなもののいくつかよ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 さて、抜群のドライブ感でこの曲を歌うのは、「ポリー・ギボンズ/Polly Gibbons」。「寺島靖国」氏監修のシリーズアルバム、「For Jazz Vocal Fans Only Vol.1」(2015)で知った歌手。イギリス生まれの本格派ヴォーカルで、「グレゴリー・ポ-ター/Gregory Porter」の女性版と評されるほど、その歌唱は、ダイナミックに溢れ、ジャズ、ソウル、ブルースに活躍の幅を広げている。

 イギリスの多くのジャズ・クラブ、とりわけ私も一度だけ行ったことがあるが、ロンドンの老舗ジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s Jazz Club」でレギュラー・シンガーとしてキャリアを積んだという。2016年、「ロイヤル・アルバート・ホール/the Royal Albert Hall」で行われた「ジョージ・ベンソン/George Benson」や「グラディス・ナイト/Gladys Knight」のUKツアーに歌手として参加したことから一気に評価が高まったという。

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FOR JAZZ VOCAL FANS ONLY VOL.1
V.A.(選曲・監修:寺島靖国)
寺島レコード

    
    

 その疾走感あふれる歌唱を ・・・。

「Polly Gibbons – My Favorite Things

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 打って変わって、まったり感、しっとり感に包まれるのが、ヨーロッパにおける女性ジャズシンガーを多く輩出したオランダ出身の「ティスベ・ウォス/Thisbe Vos」。寺島氏監修の For Jazz Vocal Fans Only Vol.2」(2017)に「My Favorite Things」が収録され、一躍注目された。20代初めには、ヨーロッパ、米国の多数の都市で、ツアーを行っていたということに加え、ソング・ライティングも手がけているというから、実力もキャリアも兼ね備えている。アルバムを聞いたことはないのだが、古いジャズ・スタンダードに、彼女の音楽観をミックスし、コンテンポラリーなものに仕上げているというから、食指が動くことは抑えられなさそう。

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FOR JAZZ VOCAL FANS ONLY VOL.2
V.A.(選曲・監修:寺島靖国)
寺島レコード


    
    

「My Favorite Things – Thisbe Vos」

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 ジャズを東北弁で歌う。そんな発想はどこから生まれたのであろうか。そんなことを思わせるのが、1946年、香川県小豆島町生まれのジャズ・シンガー、「伊藤君子」。生まれ年が同じで親近感があると同時に、もっと好きな日本人ジャズ・シンガー。

ジャズだが?ジャズだじゃ!~津軽弁ジャズ~

伊藤君子 / ビデオアーツ・ミュージック

「大石学」の印象的なピアノから始まる冒頭の曲、「My Favorite Things」。

「伊藤君子 – my favorite things (津軽弁)」

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巣立ちの季節

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コジカ
 仔鹿が一心不乱に草を喰んでいる。去年生まれた仔鹿であろう。鹿の出産時期は5、6月。今年生まれる仔鹿のデビューも近い。鹿の食べる量は、1日に約3kgといわれる大食漢。採餌植物は1,000種を超えると言われている。もうしばらくすると、鹿との攻防も本格的に始まるのである。

 3月は卒業の季節。団地にある小学校、中学校、高校でも卒業式が行われ、多くの子が晴がましい笑顔で巣立ってゆく。

 今宵の曲は、「New Places, New Faces」。 「ジョー・サンプル/Joe Sample」のアルバム、「オアシス/Oasis」(1985)から。

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Oasis/オアシス
Joe Sample/ジョー・サンプル feat.レイラ・ハザウェイ
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「Joe Sample – NEW PLACES, NEW FACES」

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鹿の食害が止まないので・・・

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相変わらず鹿の食害が止む気配がない。最近はクヌギ苗ごと引っこ抜かれるケースも出てきた。もう個別に苗を守るしかないと、ツリー・シェルターの導入を図ることにした。ツリー・シェルターとは、苗木にプラスチックの筒をかぶせる林業用資材で、苗木の成長促進. シカやカモシカなどの獣害防止に効果があるとして、普及しているものである。

先般、兵庫県のある関連団体が、北摂里山一帯の持続的な保全を図る取り組みについて助成をしてくれるというので、我々の行っている鹿の食害対策に関わる事業を、ダメ元でと申請をしたら認可されたので、早速資材を調達し、設置作業をした。(参照拙ブログ「久しぶりのプレゼンは」

今日も35°Cを超える猛暑日。熱中症に細心の注意を払いながら、午前中で約半分の作業を終えた。そしてそのあとは保育園の子達とヤマモモ採りに ・・・。じいさんたちも、お母さんたちも、子供たちも、ジャムやジュースの甘い誘惑には勝てず、見事に熟した「ヤマモモ(山桃)」を必死にかき集める。

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今日は七夕と気がついた。笹飾りなどはしないが、ふるさと松本の伝統行事、「七夕人形」を飾らねば ・・・。

今宵の一曲、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」の「テンプテーション/Temptation(誘惑)」です。オリジナルは、「トム・ウェイツ/Tom Waits」のアルバム「フランクス・ワイルド・イヤーズ/Franks Wild Years」(1987)からのカバー。世界ジャズ・チャートで1位となったという。ほんと、この頃の「ダイアナ・クラール」は最高でした。

【 Temptation 】     Lyrics & Music :Tom Waits

「♪ Rusted brandy in a diamond glass  きらめくグラスに揺れる褐色のブランディ
  Everything is made from dreams   全ては夢から作られている
  Time is made from honey slow and sweet 時は蜜からゆっくりと甘く作られる
  Only the fools know what it means  愚か者だけがその意味を知っている
  Temptation, temptation, temptation  誘惑、テンプテーション ・・・
  Oh, temptation, temptation, I can’t resist 甘い誘惑 とても抗いきれない
    ・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・ ♪」

The Girl in the Other Room

Diana Krall / Verve

「Diana Krall – Temptation」

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やれやれ、一安心 ・・・

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遊びの山の「クヌギ(椚、櫟)」の再生林が、鹿の食害によって、ちょっと危機的状況になってきたため、植樹をしたクヌギの苗100本が、鹿除けネットを破られ、若葉を殆ど食べられてしまったことを書いた。(参照拙ブログ「一大事です ・・・ 」

山の仲間は皆、ショックを受けていた。ところが、朗報である。本日チェックしたところ、丸坊主になっていた苗は再び萌芽し、若葉が芽生え出している。幸いなことに、苗の背丈がすこし高かったためか、先端の葉は幾分か残っていて、また幹も折られず、根も抜かれていなかった。梅雨前に植樹したことも幸し、ここ何週間かの間での雨の恵みが再萌芽を促したのであろう。

油断はできないが、一安心である。再び鹿の食害を受けることのないように対策をし、苗が鹿の背丈を超える1.5mぐらいになれば大丈夫である。すこし希望が見えてきた。

「クヌギ」の萌芽力の強さ、自然の再生力の強さをあらためて感じる。

さて、今宵のピアノ、「小曽根真/Makoto Ozone」。たしか現在、来日中の「チック・コリア/Chick Corea」とデュオ・コンサート・ツアー中である。その人気ジャズ・ピアニスト、小曽根真のバラード・ベスト・アルバムがある。2008年までのVerve時代のバラード・ベスト盤、「バラード/Ballads」。あまりコンテンポラリーなアーティストのベスト盤は聴かないのだが、これは私が、「小曽根真入門版」として聴いたもの。13曲中8曲が小曽根のソロで、静謐、繊細、安らぎ ・・・ をすべて内包したといった演奏が光っている。

バラード

小曽根真 / ユニバーサル ミュージック クラシック

そんな中からの小品はラストのオリジナル、「Reborn」。「クヌギ」の再萌芽に思いを込めて ・・・。

「Reborn – 小曽根真」

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また、この小品をアルバム・タイトルとしたトリオの演奏も秀逸である。パーソネルは、「小曽根真()」、「ジェームス・ジナス/James Genus(b)」、「クラレンス・ペンClarence Penn(ds)」。

リボーン

小曽根真 THE TRIO / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Reborn - 小曽根真 The Trio」

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一大事です ・・・

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少し前のブログで、遊びの山の「クヌギ(椚、櫟)」の再生林が、鹿の食害によって、ちょっと危機的状況になってきたため、クヌギの苗100本の植樹を行ったことを書いた。(参照拙ブログ「明日のためにクヌギ苗100本を植える」

それからわずか2週間後である。ナラ枯れ対策の作業を終えて、クヌギの再生林によってみると、苗の若葉が殆ど食べられている。(見にくいですが写真の矢印のところ) 鹿除けネットを張ったエリア内にもかかわらずである。早速調べてみると、人が近づくのもちょっと大変な伐採エリアの東側の急斜面、けものみちを横切るように張ったネットが破られていた。やはり、鹿が入り込んでいたのである。

周遊路をはさんで上側のエリアは若葉が茂っており、ちょっと油断していたかな。さてどうしたものか。とりあえずは、破れられたネットを補修し、東側は2重に張ることとしたが、抜本的な対策を試行錯誤してゆかなければなない。クヌギは萌芽力が強いというが、葉を食べられた苗が、果たしてこのまま育つかどうかしばらくは見守ることとした。

いや、いろんな事が起こるものです。ということで、今宵の曲は、スタンダードの「Everything Happens To Me」。美しいバラードです。直訳すれば、「僕には本当にいろんな事が起こってしまう」という意味でしょうか。1941年、「トミー・ドーシー楽団/Tommy Dorsey Orchestra」のピアニスト、「マット・デニス/Matt Dennis」が作曲し、そのころ楽団専属歌手だった「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」が歌った。作詞は、「トム・アデア/Tom Adair」。

【 Everything Happens To Me 】

「♪ I make a date for golf,          ゴルフに行く予定を入れたとしたら
   and you can bet your life it rains. 賭けても良い、必ず雨になるから
   I try to give a party,            もしパーティをしようとすれば
   and the guy upstairs complains.   上の部屋の住人に苦情を言われる
   I guess I’ll go through life,        いままでの僕の人生では
   just catching colds and missing trains. 風邪ひきや電車の乗遅れはしょっちゅうのこと
   Everything happens to me.       僕には本当にいろんな事が起こる

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   I’ve telegraphed and phoned     電報も打ったし電話もかけたさ
   and sent an air mail special too.  特別便のエアメールも出したよ
   Your answer was goodbye       でも君の返事は「さようなら」
   and there was even postage due.  しかも郵便料金不足 ・・・
   I fell in love just once,        今まで恋に落ちたのは一度きりで 
   and then it had to be with you.   それが君だったのに
   Everything happens to me.      僕には本当にいろんな事が起こる ♪」

「チェット・ベイカー/Chet Baker」。1958年まだ29歳の頃の録音。若々しく甘い歌声で麻薬の凄惨さなど微塵も感じさせない。

Chet Baker Sings: It Could Happen to You

Chet Baker / Riverside

「Chet Baker - Everything Happens to Me」

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1988年5月13日、チェットはオランダ、アムステルダムのホテルの窓から転落して死亡した。その死の直前、1987年から1988年にかけて、ファッション・フォトグラファーの「ブルース・ウェーバー/Bruce Weber」がチェットの自伝的ドキュメント映画「Let’s Get Lost」を撮影していた。「Let’s Get Lost」は彼の死後まもなく封切られ、アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされた。そのフィルムからのサウンド・トラックがリリースされている。

円熟といえばそうに違いないのだが、どうしても死の影と麻薬から抜け出せなかった凄惨なイメージを拭いきれない。

Let’S Get Lost

Chet Baker / RCA Victor Europe


「Everything Happens to Me – Chet Baker」

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ちょっと重かったですかね。ガラっと変わって、爽やかな夫婦漫才、いや失礼、婦唱夫弾の歌唱を。「マリエル・コーマン & ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/Marielle Koeman & Jos Van Beest Trio」、「From The Heart」から。アップはライブ映像。間近で聴いたことがありますが、素敵なカップルでした。

FROM THE HEART

マリエル・コーマン & ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ / 澤野工房

「Mariëlle Koeman & Jos van Beest trio – Everything Happens To Me」

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最後はピアノ・ソロ。ちょっとレトロなのはご勘弁を。「セロニアス・モンク/Thelonious Monk 」は「Solo Monk」(1965)から。殆ど彼を聴くことはありませんが、例外は、このアルバムくらいでしょうか ・・・。

Solo Monk

Thelonious Monk / Sbme Special Mkts.

「Thelonious Monk – Everything Happens to Me」

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里山、奥山 ・・・

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公園にお願いしていた鹿対策のためのネット張りが完了した。今年と去年に台場クヌギを伐採した場所に、春になると萌芽してくるクヌギの若葉を鹿の食害から守るためである。昔は、人が利用する「里山」と、獣達のテリトリーである「奥山」とは、しっかり棲み分けられていたという。日本全国でその棲み分けがすっかり崩れてきているようだ。先日もTVで、今行われている奈良・東大寺二月堂のお水取りに使う大松明の竹が、猪の筍荒らしにより、適当な竹が育たず、危機に瀕しているといったニュースを報じていた。

もちろんこんな無粋なネットなどないほうがいいのであるが、菊炭の伝統を受け継いでいくためには、クヌギの生育は欠かせないのである。これだけ鹿・猪が増え、被害が拡大して行く一方なので、抜本的に人と鹿・猪との共存策を考えなくてはならない時期に来ている。捕獲・駆除といった手段も短期的には有効であろう。しかし、里山放置林、林業の衰退、温暖化、生態系の変化等、人間の側に起因する様々な問題をこのままに放っておいて解決するはずもない。時間はかかるだろうが、里山、奥山といったかっての棲み分けを時代に合わせて再構築できるかが鍵になるのではと思う。

この月末には、クヌギの苗やドングリの移植を計画しているが、この作業を終えれば、本当に「今年の炭焼きを終えた」と言えるのである。

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鹿に因んだ映画の曲で、何回もこのブログで取り上げているのは、「カヴァティーナ/Cavatina」という曲。「マイケル・チミノ/Michael Cimino」監督、1979年公開のアカデミー賞受賞映画「ディア・ハンター/The Deer Hunter」で使われたあの美しくも鮮烈な曲である。

「ミルチョ・レヴィエフ/Milcho Leviev」のピアノと「デイヴ・ホランド/Dave Holland」のベースのデュオで、アルバム「Up and Down」に収録されているこの曲が私のお気に入りである。

「ミルチョ・レヴィエフ」。1937年12月、旧共産圏ブルガリア生まれ。1960年にブルガリア国立音楽院卒業という、クラシックにベースを持つJAZZピアニスト。1965年にモントルー・ジャズ・フェスティバルで、自身のバンドが、ベスト・ヨーロピアン・ジャズ・グループに選ばれたが満足せず、東西冷戦のまっただ中、1971年彼はJAZZのため、音楽のため、家族も祖国も捨てて、アメリカに渡った。雪の中を丘に向かって続く一本の道。このアルバムのジャケットの絵もレヴィエフの心根を表しているようで私の好きな一枚。録音は1987年9月、東京サントリー・ホールでのライブ。

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「デイヴ・ホランド」。1946年10月生まれの、英国出身のジャズ・ベーシスト。1965年から’68年まで、ロンドンの名門「ギルドホール音楽学校」に学び、その後、ロンドンのクラブ・シーンで頭角を現したという。1968年に英国にツアーにきていた「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」に誘われ、彼のバンドに参加し、「イン・ア・サイレント・ウェイ/In A Silent Way」や「ビッチェズ・ブリュー/Bitches Brew」のアルバムに参加。1970年には、「チック・コリア/Chick Corea」らとフリー・ジャズのバンド「サークル/Circle」を結成。さらに、1975年には「ジョン・アバークロンビー/John Abercrombie (g)」と「ジャック・ディジョネット/Jack Dejohnette (ds)」とギター・トリオ「ゲイトウェイ/Gateway」を組んでいる。初めて自己のバンドによるアルバムをリリースしたのは、1983年、それからずっと、メンバーを交代しながらバンドを維持している。目立ったプレイではなく、リズム・セクションに徹した職人気質の演奏。デュオではそれが、いぶし銀のような風合いを放つ。(拙ブログ「無残にも ・・・ 」などより再録)

Up and Down

Milcho LevievM.a. Recordings

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とんびがくるりと ・・・

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夥しい数の鳶(とんび)が空の低いところを円を描いて舞っている。丹波への峠近くのカフェで憩っている時の話である。「動物の屍骸でもあるのでしょうかね?」と店の主に聞くと、「あの下の山の斜面には罠が仕掛けてある。きっと鹿が罠に捕まったので、そのおこぼれに与ろうととんび達が待っているのでしょう。」という返事が返ってきた。「とんびがくるりと ・・・」などという長閑な話ではなかったのである。

「鹿の食害」。この付近の里山でもかなり深刻な問題になっている。その原因は鳥獣保護の行き過ぎによる鹿の爆発的増加、銃刀法規制の強化と高齢化によるハンターの減少 ・・・などであると言われている。我々の遊びの山にも野生の鹿が多く生息している。そして「クヌギ」といわず、希少種の「エドヒガン桜」の若葉、若木の樹皮、植生された花など手当たり次第食べてしまう。森の手入れをして、地面に日が当たるようにして、花木や野草の成長を促しても、それがダメになってしまう。そして、深刻なのはクヌギの再生林。この地方に古くから伝わる菊炭を焼く技術の伝承をするために炭を焼いているが、その材料であるクヌギの若芽が、鹿に食べられてしまうのである。「生物の多様性」をうんぬんする以前の問題となっている。我々の場合は、遊びの範疇であるが、農家にとっては、生活を脅かす深刻な問題。「罠」で捕獲できる鹿の数などたかが知れているのだ。「鹿との共生」、今これが里山や森を維持していく上での大きなテーマになっている。
 
Esbjrn+Svensson+Trio+est

さて、今宵のお久しぶりピアノトリオ、「E.S.T.」こと「エスビョン(エスビョルン)・スベンソン・トリオ/Esbjörn Svensson Trio」。 残念ながら、リーダーのスベンソンはもういない。2008年にダイビング中の事故で40歳の若さで亡くなってしまったからだ。

たしか初めて聴いたアルバムが「Seven Days of Falling」であった。カラフル、万華鏡のような、エモーショナル、プログレッシヴ、アグレッシヴ、詩的、繊細、ダーク ・・・、そんな相反するような言葉のどれもが当てはまる本当にクリエイティヴなピアノ・トリオであった。

Seven Days of Falling

Esbjorn Svensson Trio / Act Music + Vision

そのアルバムから、「Seven Days Of Falling」と「Elevation of Love」の2曲を ・・・。2004年5月、ドイツのジャズフェスでのライブから。

「Esbjörn Svensson Trio - Seven Days Of Falling/Elevation of Love」

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そして、「VIATICUM」。 「臨終の聖餐、聖体拝領」というような意味らしい。

VIATICUM

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「Esbjörn Svensson Trio – Viaticum」
 
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