JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

60歳過ぎたら聴きたい歌(98) ~ Get Here ~

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 「右 多田満願寺 左 新田」。ウォーキングの道筋にこんな道標が建っていた。その奥にはお地蔵さんを祀ってあるところからすると、この団地が開発される以前の旧道に建っていたものであろうか。この近辺で、こんな道標やお地蔵さんをよく見かける。実家のある信州・松本では道祖神だったが、こちらではお地蔵さん、それを祀る地蔵盆の風習が今も残っている。

ホタルカズラ2

 「ホタルカズラ(蛍葛)」でしょうか。ムラサキ科の常緑の多年草。和名の由来は、緑の中に鮮やかな青色の花が咲く様子を、蛍に例えたことからとか。

ヤマブキ
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 ありふれた花であるが、新鮮に目に映る。ここは、昭和40年代に開発された大規模住宅団地、約5,000世帯、15,000人が暮らす街である。高度成長期の頃開発された、大都市近郊の住宅団地の例に漏れず、高齢化率40%近く達し、日本の問題点を凝縮した縮図のような街とも言える。とはいえ、この街に移り住んで24年経ち、終の棲家と決めている。  

 さて、「60歳過ぎたら聴きたい歌」。今宵は、「Get Here」。直訳すれば、「ここに辿りつく、ここに来る」という意味であるが、アメリカのシンガー・ソングライター、「ブレンダ・ラッセル/Brenda Russell」が、1988年に自らのアルバムで発表し、1990年、「オリータ・アダムス/Oleta Adams」がヒットさせた歌で、「どんな手段を使ってもいいから、ここまで会いに来て」という熱いバラードである。

【 Get Here 】  by Brenda Russell

「♪ You can reach me by railway   会いに来て、列車でもいい
  You can reach me by trailway   会いに来て、歩いてでもいい
  You can reach me on an airplane  会いに来て、飛行機でもいいわ
  You can reach me with your mind  ここのの中ででもいいから会いに来て

  You can reach me by caravan   会いに来て、隊商を組んででもいいから 
  Cross the desert like an Arab man  アラブ人みたいに砂漠を越えて
  I don’t care how you get here    方法なんかなんでもいいから
  Just get here if you can        必ずここまで会いに来て
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 今宵の歌姫も、「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。アルバムは、「Songs of Our Time」。日本のレコード会社の企画アルバムのようで、古いスタンダードではなく、1970~80年代のヒットソング、シニアかそれより少し若い世代のポップス・ファンが気に入るような選曲となっている。

 「マスカレード/This Masquerade」、「ドント・ノウ・ホワイ/Don’t Know Why」、「クロース・トゥ・ユー/Close to You(遥かなる影)」、「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー/Will You Still Love Me Tomorrow」、「タイム・アフター・タイム/Time after Time」、「青春の光と影/Both Sides Now」、「コーリング・ユー/Calling you」・・・。あの時代が懐かしく蘇ってくるかもしれません。そして、エンディング曲は、「いとしのエリー」。

ソングズ・オブ・アワ・タイム

シェリル・ベンティーン / キングレコード

「Cheryl Bentyne – Get Here」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (96) ~ 君住む街角で/On The Streets where you Live ~

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サクラ(階段)
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 いつも周辺のほかの桜より1週間ほど早く咲く、階段脇の「ソメイヨシノ(染井吉野)」がちょうど見ごろになってきた。この時期、きっと日本中の多くの人々が、自分たちが住んでいる地域に咲く桜を見て、「きれい! ああ、ここに住んでよかった」と思っているに違いない。

 そんな想いを抱いて、今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「君住む街角で/On The Streets where you Live」。ご存知、「マイ・フェア・レディ/My Fair Lady」のナンバー。そして、歌姫は、1966年生まれのオランダのジャズ・シンガー、「イルセ・ヒュイツインガー/Ilse Huizinga」。

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 6歳の時に家に来た古いピアノが、彼女を音楽に目覚めさせるきっかけだったという。「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ボリー・ホリディ/Billy Holiday」、「アビー・リンカーン/Abbey Lincoln」らのレコードの影響でジャズに関心を持つようになった。そして、17歳の時、「北海ジャズ・フェスティバル/the North Sea Jazz Festival」で「ベティ・カーター/Betty Carter」のライヴを聴き、ジャズ・ボーカルのレッスンを受け、歌手デビューへといたるようになったという。

 さて、「君住む街角で」。ブロードウェイのナンバーを集めた魅力的なアルバム、「Beyond Broadway」(2005) から。ピアノ・トリオにサックスを加えたカルテット仕立て。ピアノは、彼女の夫で、アレンジャー、作曲家でもある「エリック・ヴァン・デル・リュイート/Erik van der Luijt」とのおしどりデュオ。

【 On The Streets where you Live 】 by Alan Jay Lerner / Frederick Loewe

「♪ I have often walked down the street before  いままで何度もこの通りを歩いてきたし
  But the pavement always           足元にある敷石も今までどおり
  Stayed beneath my feet before        前と変わったわけではない
  All at once am I                でも君が住んでいる街だと知った途端
  Several stories high              ビル数階分ほど
  Knowing I’m on the street where you live   舞い上がってしまう気分

  Are there lilac trees               ライラックの樹はあるかい
  In the heart of town?               街の真ん中に?
  Can you hear a lark in any other part of town?  街で雲雀のさえずりが聞こえるかい?
  Does enchantment pour              魅力が溢れ出しているかい?
  Out of every door?                どのドアからも
  No, it’s just on the street where you live     いやそうだとすれば、
                             それはきっと君住む街にいるからだ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

Beyond Broadway

Ilse Huizinga / Maxanter

 彼女のパフォーマンスは、あまりYOUTUBEにアップされていないが、夫君エリックとのデュオ・ライブから。
 
「Ilse Huizinga – On The Streets where you Live」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (94) ~ For Once In My Life ~

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ナニワノイバラ

この時期、遠くから見てもよく目立つ大きな白い花がある。「ナニワイバラ(浪花茨)」あるいは「ナニワノイバラ(浪花野茨)」である。中国・台湾原産の常緑性の蔓バラ。花の大きさは、8~10cmくらいあるでしょうか、大輪の花を咲かせる。幹も枝も蕾もも花茎も枝も、とにかくすべて鋭く細かいトゲに覆われている。まるで近づくなと警告しているようだ。江戸時代(宝永年間1704~1711年)に中国から伝わり、大阪の植木屋が普及させたところから、「浪花」の名がついているらしい。

さて、4月25日は、107人の死者をだしたJR福知山線脱線事故から11年目の日。私の三男が乗っていたが、運良く最後車両のため、かすり傷ですんだ。大変なことになっていても不思議ではなかった。何が生死を分けたのか。首都圏へ就職したが帰ってきて、今は神戸の会社で働いている。私にも三男にもこんな経験は、生まれて初めて、人生で一度のことであった。しかし、誰一人としてこの事故の刑事責任を負うことがないなんてどう考えてもおかしい。

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熊本大地震。大変な災害であることが、だんだんと明らかになってきた。速やかな復興を願わざるを得ない。与党は、衆参ダブル選挙は断念したという。当たり前でしょう。いろいろの防災対策、備え、心構え ・・・、識者はいろいろと語るが、実際のところ生死を分けたものは、人知の及ばないところかもしれない。そんな気がする。阪神淡路大震災。あんな揺れも生まれて初めての経験であった。

定年後、この歳になっても人生初めてということも多く経験している。ウォーキング、桜めぐり、花や木の名前を覚えること、森林ボランティア、炭焼き、MRI/CT、エドヒガン、ブログ ・・・ 。この歳になっても、根は初物好き、初めてのことはMRIでも興味津々。

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久しぶりの、「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ/For Once In My Life」。「生まれて初めて」、「人生でたった一度の」などという意味のスタンダード・ナンバー。この曲は、「ロナルド・ミラー/Ron Miller」作詞、「オーランド・マーデン/Orlando Murden」作曲で、1965年に作られた曲である。1966年に「トニー・ベネット/Tony Bennett」が歌ってヒットし、1968年には「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」が歌ったものが、やはり大ヒットした。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「サミー・デイヴィス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」、「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」、「ナンシー・ウイルソン/Nancy Wilson」といった名だたる実力派ジャズ・シンガーに歌われ、すっかり代表的なスタンダード・ナンバーになっている。

【 For Once In My Life 】  作詞:Ronald Miller 作曲:Orlando Murden 

「♪ For once in my life             生まれて初めて巡り会えた
   I have someone who needs me   僕を必要とする人に
   Someone I’ve needed so long    ずっと探し求めていたんだ

   For once, unafraid,             もう今までのように怖くはない
   I can go where life leads me      どんな人生が待っていようと
   And somehow I know I’ll be strong  なぜか強くなれる気がする

   For once I can touch             生まれて初めて触れることができた
   what my heart used to dream of   いつも心のなかで夢見ていたものに
   Long before I knew             ずっと前からね
   Someone warm like you          君のように温かい人なら
   Would make my dreams come true  きっと僕の夢を叶えてくれる

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   For once, I can say,              生まれて初めてはっきり言える
   this is mine,                    この愛は僕のもの
   you can’t take it                 君でさえも奪うことなんかできない
   As long as I know I have love,       僕が愛してるかぎりは
   I can make it                   僕はこの愛をきっと実らせて見せるよ
   For once in my life,               生まれて初めて巡り会えたんだ
   I have someone who needs me      僕を必要としてくれる人に    ♪」

最初は、コンテンポラリーで最も活きのいい男性歌手、「マイケル・ブーブレ/Michael Buble」。若い時のシナトラを彷彿とさせるものがある。イケメン、歌のうまさ、しかもオシャレ。三拍子揃った「マイケル・ブーブレ」のデビューアルバム、「Michael Bublé」(2003)。プロデュースは、あの「デイヴィット・フォスター/David Foster」。

Michael Buble

Michael Buble / Reprise / Wea

「Michael Buble – For Once in My Life」

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この曲、音域の広い曲なので、どちらかというと張りのある絶唱型のシンガー向きで、ソフトでハスキーなシンガーには向いていないので、ほとんど歌っていないという。そんなことはないでしょう、それは偏見でしょうと、思い出したのがスウェーデン美女シンガーの「スス・フォン・アーン/Suss von Ahn」が歌うボッサ・テイストの「For Once in My Life」。「Feel Sweden」というボッサのコンピ・アルバムに入っていたのだが、これがいたく気にいっていた。

フィール・スウェーデン-ボサ・ノヴァ・コンピレーション-

(オムニバス) / インディペンデントレーベル



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YOUTUBEを探しても見つからないので、同じボッサ・テイストで舞うように軽やかに歌う女性シンガーをアップしておきます。これがなんとインドネシアで最も人気のJAZZディーヴァだという、「シャハラニ/Syaharani」。これが、まさに人生はじめて聴くインドネシアの ジャズ・シンガー。
  
本名、「Saira Syaharani Ibrahim」。1971年生まれ、東ジャワのMalang出身。「Rani」という愛称で呼ばれている彼女は、3枚のジャズ・ソロ・アルバムをリリースしているようだ。

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Syaharani /

「Syaharani – For Once In My Life」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (93) ~ 九月の歌 ~

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子供たちが学校へ向かう声が聞こえる。9月。新学期が始まった。「ムラサキシキブ(紫式部)」或いは「コムラサキ(小紫)?」の実もわずかに色づき始め、黒の中にあるハート形の白が可愛らしい「フウセンカズラ(風船葛)」の種も採れた。久しぶりの「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、月並みですが、「セプテンバー・ソング/September Song」。

「九月の歌」です。これも私にとっては、サウダージの「洋楽」。「プラターズ/The Platters」、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」などで昔よく聴き、歌詞もよくわからないまま英語で口ずさんだ歌です。そのほかにも、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「チェット・ベイカー/Chet Baker」、「ビング・クロスビー/Bing Crosby」、「ウィリーネルソン/Willie Nelson」など、なぜかこの歌の歌い手は男性歌手が多い。

Johnny-Hartman

取り上げた歌手は、「ジョン・コルトレーン/John Coltrane」との共作アルバムで、名盤と名高い「John Coltrane and Johnny Hartman」(1963)で有名な男性シンガー、「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。今までも何回も取り上げてきた私ご贔屓の男性歌手です。(参照拙ブログ「男唄に男が惚れて(3)  ~ジョニー・ハートマン ビロードの声に包まれて~」など)

このビロードのような独特の甘い声の持ち主、「ジョニー・ハートマン」は、1923年シカゴ生まれ。軍隊にいる時に歌い始め、プロ・デビューは1940年の中頃であったという。コルトレーンとの共作まではあまり注目されず、目立たない歌手であった。その後、一時音楽活動を中断し、復帰したのは1980年。2作をリリースしたが、その一つ「Once in Every Life」がグラミー賞にノミネートされたのは、1983年。60歳でなくなるわずか2年前であった。

彼の「ベツレヘム・レコード/Bethlehem Records」からのデビュー・アルバムにして、傑作と評される「ソングス・フロム・ザ・ハート/Song From The Heart」から「9月の歌」を ・・・。1955年録音。

ソングス・フロム・ザ・ハート +6

ジョニー・ハートマン / SOLID/BETHLEHEM

「セプテンバー・ソング/September Song」は、「クルト・ワイル/Kurt Weill」作曲、「マックスウェル・アンダーソン/Maxwell Anderson」作詞のブロードウェイ・ミュージカル、「ニッカボッカ・ホリディ/Knickerbocker Holiday」の挿入歌。オリジナルは、「ウォルター・ヒューストン/Walter Huston」。1950年の映画、「旅愁/September Affair」(1952)でヒューストンのレコードが使われ、リバイバル・ヒットしたという。(参照Wikipedia)

「九月の歌」というタイトルではあるが、歌詞の内容は、人生を12ヶ月に喩えた歌。明るい夏が終る9月になると、人生も秋にさしかかり、残された日々が大切になる ・・・。残り少ない時間をあなたと共に過したい。そんな歌。

【 September Song 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  Oh, it’s a long, long while from May to December   5月から12月までの時間は長い
  But the days grow short when you reach September  だけど、9月になると日は短くなる
  When the autumn weather turns the leaves to flame  葉が燃えるように色づくころには
  One hasn’t got time for the waiting game        待ち時間など残されていない

  Oh, the days dwindle down to a precious few     9月、そして11月になり
  September, November                  毎日が貴重な日々になっていく

  And these few precious days I’ll spend with you  この残された貴重な日々を
  These precious days I’ll spend with you       残されたわずかな日々を君と過ごそう ♪」

「September song - Johnny Hartman」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (92) ~ コートにすみれを ~

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「スミレ(菫)」は、4月に咲く花の代表の一つといっていい。いろんな種類の「スミレ」が遊びの山にも、ウォーキングの道筋にも ・・・。「パンジー」や「ビオラ」も「スミレ」の仲間で外来の園芸種とか。この時期になるとあちこちで見かけるためか、やや印象の薄いきらいはあるが ・・・。しかし、日本人にとって人気のある花の一つであることは間違いない。こういう何の変哲もない地味な花が気になりだしたのは、歳をとった証拠であろうか ・・・。

隣町にあり、去年100周年を迎えた「宝塚歌劇団」を象徴する歌である「すみれの花咲く頃」の元歌は、古いシャンソンであるという。今回、「60歳過ぎたら聴きたい歌」で取り上げるのは、もうひとつの「すみれ」の歌、 「コートにすみれを」という邦題で知られている「Violets For Your Furs」(1941)である。「トミー・ドーシー楽団/the Tommy Dorsey Orchestra」の専属アレンジャーだった「マット・デニス/Matt Dennis」が1941年に作曲した、ちょっと気障なラヴ・ソング。冬の歌ではあるが、すみれの花に春のような恋の気分を託した歌は4月でもふさわしい。

【 Violets For Your Furs/コートにすみれを 】
                作詞;トム・アデア/Tom Adair 作曲;マット・デニス/Matt Dennis

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  I bought you violets for your furs         僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and it was spring for a while, remember?  ちょっとだけ春を感じられたことがあったね
   I bought you violets for your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and there was April in that December.    12月なのに4月のような気分になったね

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   I bought you violets for your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and there was blue in the wintry sky,     冬空に明るい光が差し込んできたね
  You pinned my violets to your furs        僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and gave a lift to the crowds passing by,  道ゆく人々が笑顔で微笑んだね

  You smiled at me so sweetly,            君は僕を見て、とっても優しく微笑んだ
   since then one thought occurs,          その時なにかが芽生えたんだね
  That we fell in love completely,           そして二人は恋に落ちたんだ
   the day I bought you violets for your furs.   すみれの花をコートに飾ったら時からね ♪」

この歌を有名にしたのは、やっぱり、大御所「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」の「Song for Young Lovers」(1953年)でしょうか。「チェット・ベイカー/Chet Baker」も負けじといい味を出しています。

Songs for Young Lovers & Swings Easy

Frank Sinatra / EMI Europe Generic



With 50 Italian Strings

Chet Baker / Ojc

しかし、やっぱり、女性ヴォーカルがこの歌には似合いそう。「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」が衰えた体と精神を振り絞って録音した晩年の傑作、「Lady in Satin」(1958)に収録されたこの歌は哀感を誘う。そして、我が長年のミューズ、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」も歌っています。この歌は、明るく可憐な歌声がいいですね。

Lady in Satin

Billie Holiday / Sony Jazz

Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records

「Stacey Kent – Violets For Your Furs」

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そして女性ヴォーカルからもうひとり、大人を感じさせる歌い手、スウェーデンの「モニカ・ボーフォース/Monica Borrfors」。1954年生まれ、後に夫となる「イョスタ・ニルソン/Gösta Nilsson」のピアノに魅せられて歌手になり、1980年にデビューという。あまり情報がないのですが、彼女は、現在ストックホルムを中心として活躍を続け、10枚を超えるアルバムをリリースしているという。(参照拙ブログ「スウェーデン美女シンガー図鑑(13 ) ~忍び寄って来たバラード唄い~」

その彼女の初めての日本盤、「A Certain Sadness」は、コルネット、ギター、ベースというちょっと変わった編成のトリオ、「スイート・ジャズ・トリオ/」との共演盤で、スタンダード・ナンバーのバラードが主体。

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A Certain Sadness

モニカ・ボーフォース / インディペンデントレーベル



「Monica Borrfors – Violets for Your Furs」

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演奏盤であげるとすれば、1957年にリーダーとして初めて録音した「ジョン・コルトレーン/John Coltrane」の「Coltrane」でしょうが、私は、「お風呂」としておなじみの「マーティ・ペイチ/Marty Paich」の「I Get A Boot Out Of You」に収録されているナンバーが好きです。

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ジョン・コルトレーン / ユニバーサル ミュージック

アイ・ゲット・ア・ブート・アウト・オブ・ユー

マーティ・ペイチ / ワーナーミュージック・ジャパン

「Violets for Your Furs – Marty Paich Big Band」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (91) ~ パリの四月 ~

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「四月の想い出/I’ll Remember April」なんて有名なスタンダード曲があるが、私の「四月の想い出」の一つは、2007年の4月の妻とのフィレンツエ、パリ旅行であろうか。この月は旅行、出張が多く、わが街、川西の桜を皮切りに、フィレンツエの桜、パリの桜、信州松本の桜、北京の桜、最後に再びわが街の八重桜と桜を追って過ごした一ヶ月であった。写真上はわが遊びの山、一庫公園の今年の「エドヒガン(江戸彼岸)、右は、2007年、パリは「ノートルダム寺院」、セーヌ川対岸の桜である。(参照拙ブログ「我が家の歳時記・桜月編  ~日本の桜・パリの桜~」

さて、久しぶり「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「パリの四月/April In Paris」。作曲は、ミュージカルの作曲家として数々のスタンダード・ナンバーを残した「ヴァーノン・デューク/Vernon Duke」、作詞は、「虹の彼方に」の作詞でも知られる、「エドガー・イップ・ハーバーグ/Edgar Yipsel “Yip” Harburg」の二人。1932年のミュージカル「ウォーク・ア・リトル・ファスター」で歌われ、大ヒット。1952年に映画化された際には、「ドリス・デイ/Doris Day」が歌っている。

「♪ April in Paris, chestnuts in blossom  パリの四月、栗の花は咲き
   Holiday tables under the trees     この木の下のテーブルで過ごす休日
   April in Paris, this is a feeling      パリの四月、この気分
   No one can ever reprise          誰も他では味わえない

   I never knew the charm of spring   私は春の魅力を知らなかった
   Never met it face to face          それを味わうことなんてなかったから
   I never knew my heart could sing    心がこんなに呼んでいるとは思わなかった
   Never missed a warm embrace, till   暖かい抱擁が恋しいと
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

定年後に始めた「森林ボランティア活動」、「山遊び」、「ウォーキング」。上の歌詞をそれになぞらえてみると、意味がさらに深まり、実感として感じられる。

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そして、パリの四月、あの時モンマルトルの街角で聴いたストリート・ミュージシャンたちの演奏も心に残っている。まるで「ジャンゴ・ラインハルト」や「ザーズ/ZAZ」が、その辺からふっと出てきそうな雰囲気でだった。

そんなジプシー・ジャズ、ジプシー・スウィングの雰囲気を全面に押し出したアルバムがある。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の「Gypsy in My Soul」。「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の「ホット・クラブ・バンド/Hot Club Band」ばりのスイング感が心地よい。その中から、フランス語で歌われる「パリの四月」です。彼女のキャリアなどよくわかりませんが、1962年生まれ、生まれ故郷のミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動をしているようです。

Gypsy in My Soul

Connie Evingson / Minnehaha Music

「April in Paris – Connie Evingson」

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60歳過ぎたら聴きたい歌 (89) ~The Boulevard of Broken Dreams~

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「錦織 圭」選手、全米オープンは残念な結果であった。血の出るような努力で自らの夢を叶えるチャンスに挑んだ2週間、にわかテニスファンの私たちにもドキドキするような2週間であった。これで潰えたわけではない、まだまだチャンスはある。

ところで、人生で夢を持たない人は多分いないでしょう。しかしその夢を目指しても、挫折し、叶わなかった人がほとんど。そんな夢が叶わなかった誰もが通る道がある。「The Boulevard of Broken Dreams」。今、自分の人生を振り返ってみると、この歌が心に染み入りある種の感慨を覚える。久しぶりの「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス/The Boulevard of Broken Dreams」。「破れし夢通り」とでも訳しましょうか ・・・。ハリウッドの「サンセット大通り/Sunset Boulevard」に擬せられることが多いという。

さて、70歳に近くなった爺いの私にも、まだ夢はありますよ。秘密ですがね ・・・。

「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」。アメリカのロックバンド、「グリーン・デイ/Green Day」のヒット曲に同名のものがありますが、それとは違います。1934年の映画「ムーラン・ルージュ/Moulin Rouge」のために書かれた作曲家、「ハリー・ウォーレン/Harry Warren」と、作詞家、「アル・ダービン/Al Dubin」の手になるもの。

「アメリカン・ドリーム」を夢見た人たちが、大都会の現実の厳しさに直面し、夢半ばで挫折する。その夢が華やかな世界であればあるほど落胆は大きいかもしれない。夢を持ち、夢破れ、「ジゴロ」と「ジゴレット」に落ちぶれてしまった人々の哀愁を都会的なメロディが鮮やかに映し出す。あまたの夢破れし人たちに ・・・。

【 The Boulevard of Broken Dreams 】  ハリー・ウォーレン作曲、アル・ダービン作詞

「♪ I walk along the street of sorrow,   哀しみの大通りを彷徨う
  The Boulevard of Broken Dreams;   「夢破れ通り」と名付けられた通りを
  Where gigolo and gigolette        そこはジゴロやジゴレットが
  Can take a kiss without regret,     悔やむことなくキスできる場所
  So they forget their broken dreams.  彼らの夢が破れ去ったことを忘れるために

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
 
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多くのジャズ・シンガーのカバーがあるが、ちょっと思い出しても「ダイアナ・クラール/Diana Krall」、「ジャシンサ/Jacintha」、「エイミー・ワインハウス/Amy Winehouse」、「グレース・マーヤ/Grace Mahya」、「ウンサン/Woong San」など、映画の中では「コンスタンス・ベネット/Constance Bennett」が歌ったためか、女性シンガーが多いようだ。しかし、私には男性歌手の方が、なんとなくリアリティがあって共感できるような気がする。そこで選んだのは、大御所、「トニー・ベネット/Tony Bennett」と「スティング/Sting」のデュオ。アルバムは、なんと豪華な顔ぶれとのデュエットでしょう、「デュエット/Duets: An American Classic」。

Duets: An American Classic

Tony Bennett / Sony

「Tony Bennett duet with Sting – The Boulevard of Broken Dreams」
 
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とはいうものの、やっぱり「ダイアナ・クラール」は外せませんな。「フロム・ディス・モーメント・オン/From This Moment On」(2006)の日本版にボーナストラックとして収録されていました。

フロム・ディス・モーメント・オン

ダイアナ・クラール / ユニバーサル ミュージック クラシック

若きダイアナの1996年、「モントリオール・ジャズ・フェスティバル」でのライブ。絶妙のギターは「ラッセル・マローン/Russell Malone」。

「Boulevard of Broken Dreams – Diana Krall at the 1996 Montreal Jazz Festival」
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(87) ~ Music On The Way ~

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(写真;遊び場の山に咲くコバノミツバツツジ)

ある番組で耳にしたいい曲がある。ローカル局NHK神戸放送局が毎週金曜日の夕方、6時40分ごろからオンエアしている「ジャズライブ神戸」。関西地方で活動しているジャズ・ミュージシャンが2曲ほどライブ演奏する番組。大体いつも食事をしながら視聴している番組。

耳に残った曲は、「Music On The Way」。曲はもちろん、作曲者も全く知らなかったのだが、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini 」の曲である。番組では、映画「男の闘い/The Molly Maguires」(1969年)の挿入歌であるといっていたが、サウンド・トラックを調べてみても載っていないので、本当かどうかは定かでない。しかし、「ヘンリー・マンシーニ」のベスト・アルバムなどには収められているので、「マンシーニ作曲」というのは確かなようである。

Ultimate Mancini

Henry Mancini / Concord Records

自分の人生の途中で出会ったかけがえのない友を音楽にたとえているのであろうか、そのような友をもてた自分の人生を一曲の詩、音楽にたとえているのであろうか、そんな内容の歌に思えます。敢えて訳さずにおきましょうか。

【 MUSIC ON THE WAY 】  Music by Henry Mancini/Lyrics by Will Jennings

「♪ Oh my friend, we’ll meet again someday
   You made life worth the price we all pay
   When the whole world goes wrong
   The magic of your song creates a place
   Here in my soul
   Where hope can stay.

   And I loved the music on the way
   Did you know that I’ve won, come what may
   I am part of your song
   And you knew it all along
   You gave me music on the way.

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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グラミー賞にノミネートされたトリビュート盤、「Ultimate Mancini」に収録されているこの歌の歌唱の歌い手は、実は「モニカ・マンシーニ/Monica Mancini」。「ヘンリー・マンシーニ」の双子の娘の娘の一人である。父、マンシーニ楽団のコーラス・グループの一員としてキャリアを積み、今は実力派の中堅ジャズシンガーとして活躍しているという。そんな彼女の実力が窺えるアルバムが、父マンシーニの映画音楽を中心にしたアルバム「Monica Mancini」のようだ。

Monica Mancini

Monica Mancini / Warner Bros / Wea

2枚のアルバム、いずれも聴いてはいません。そして、YOUTUBEにもアップされていないようです。番組で聴いた歌唱を思い出しながら、歌詞をみて余韻を噛みしめることにしましょうか ・・・。

参考)MP3ダウンロード用の画面で、ほんのちょっと試聴できます。

 
 

60歳過ぎたら聴きたい歌(86) ~Come Rain Or Come Shine ~

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ご近所の庭先の梅やサンシュユ(山茱萸)の花が満開である。ウォーキングの道筋の林からは、いかにも鶯らしい鮮やかな鳴き声が聞こえだした。そして、20度近くまで気温が一気に上がる。春本番を思わせる陽気。春物のメンズのカットソーを一枚買った。しかし、北日本ではまた暴風雪に注意が必要だという。

ご贔屓のカフェ、「気遊」の窓辺に置かれた櫻の一枝。どう考えても開花にはまだ早い桜の枝である。聞けば、庭の櫻の枝を採って瓶にさしていたら、室内の暖かさのためだろうか、いつの間にか花が咲いたという。しかし、翌日は一転、小雨混じりの曇天。風も強く、一気に冬へ逆戻り。「三寒四温」、「一雨毎の暖かさ」とはよく言ったもので、こんな天気を繰り返しながら、もうそこまで、ほんのすぐ近くまで春が来ているのである。 

そして、3月11日。あれから2年目である。TVではその特集。今でも言葉を失う。復興の速度にいらだつ。そして、この日は私の67歳の誕生日でもある。昨日は孫娘が誕生プレゼントをもって、我が家に遊びに来てくれた。

昭和21年(1946年)、信州・松本に生まれ、JAZZや映画やミステリーなどに目覚めた高校プラス1年までを松本ですごし、1969年(昭和44年)、大阪万博の前年、学生運動の真っただ中、仙台の大学の工学部と軽音楽部とを卒業、小さな頃から親父を見て、エンジニアになりたかった夢をかなえるため、大阪のメーカーに就職。やがて、ひょんなことから結婚、3人の男の子を育て終え、現在の地に居を構えてから20年近くになる。その間、大した被害も受けずに済んだが、阪神大震災を経験し、三男はJR福知山線脱線事故にあったが、幸いにもかすり傷で済み、子供たちは、それぞれに巣立っていった。会社人生で、異動は何回も経験したが、珍しことに転勤は一度もなく、会社生活の後半は、事業責任者として経営に苦労しつつ、最後は妻に空港まで送迎して貰いながら、週一の東京出張、欧米・中国を駆け巡って、定年を迎えた。団塊世代のサラリーマンなら、誰もが過ごしてきた山あり谷ありの、ごく普通の企業戦士?の人生であった。 

そして今、山の手入れ、炭焼き、地域の子供たちと遊ぶボランティア活動、JAZZ三昧、工作 ・・・。いまが一番穏やかで充実した生活を送っているのでは ・・・と実感している。 

そんな、67歳の誕生日にとりあげる曲は、ブルースの名曲、「Come Rain or Come Shine」。邦題は、「降っても晴れても」。私が生まれた年、1946年に「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「虹のかなたに/Over the rainbow」で有名な、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲によってなる曲。

【 Come Rain or Come Shine 】

「♪ I’m gonna love you
   Like nobody’s loved you,
   Come rain or come shine,
   High as a mountain
   And deep as a river,
   Come rain or come shine,

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   You’re gonna love me
   Like nobody’s loved me,
   Come rain or come shine,
   Happy together, unhappy together,
   Won’t that be fine?

   Days may be cloudy or sunny
   We’re in or out of the money
   But I’m with you always
   I’m with you rain or shine

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

う~~ん、この歌詞の心境に、だんだんと近づいてきたのかな ・・・・。
まあ、「♪ 人~~生、楽ありゃ苦もあるさ~~ ♪」なんて、かってのTV時代劇、「水戸黄門」の主題歌の方が分かりやすいかも知れませんが ・・・。

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この曲本当に多くのアーティストたちにカバーされているが、ブルースの名人「B.B キング/B.B King」、そして彼をこよなくリスペクトしているロック・ミュージシャン、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の共演アルバム、「ライディン・ウィズ・ザ・キング/Riding With The King」(2000)から聴いてみましょうか。

「エリック・クラプトンとB.B.キングがはじめて2人でレコーディングしたのは、キングの1997年のアルバム『Deuces Wild』だった。この経験に気をよくした2人は再度の共演を決心した。それからほどなく、クラプトンはアメリカのTV番組への出演時に、残された夢のひとつはB.B.キングとフルアルバムを制作することだと公言した。 ・・・・ 」 (「Amazonレビュー」より)

二人の男の友情、気概にも乾杯 ・・・。

ライディン・ウィズ・ザ・キング

B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン

「Come Rain or Come Shine – B.B King / Eric Clapton」
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(85) ~ A Cottage for Sale ~

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年が明けてしばらくたったころだったであろうか、近くの家に「売家」の看板がかかった。多分、まだ築後5、6年だったであろうか、そんなに古くない家なのに、売りに出たのである。しかし、いまだに売れていないようだ。たしか、顔もあまり見ていないが、新婚と思しき若い夫婦が住んでいたように思う。

その「売家」の看板を見ていると、まったくのところ、余計なお世話ではあるが、あれこれとドラマティックな想像や憶測がかってに湧いてくる。実際のところは、単なる転勤だったかも知れないのだが ・・・・ 。

古いポピュラー・ソングに、「A Cottage for Sale」という歌がある。1929年に「ウィラード・ロビンソン/Willard Robison」が作曲し、「ラリー・コンレイ/Larry Conley」作詞によって発表された歌である。以後、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「ビリー・エクスタイン/Billy Eckstine」、「ナット・キング・コール/ Nat King Cole」、「ダイナ・ワシントン/Dinah Washington」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」、「ペギー・リー/Peggy Lee」など、あまたの有名シンガーによってカバーされた曲でもある。

JulieLondon
 
「60歳過ぎたら聴きたい歌」に取り上げようと思ったのは、その「空家」の看板を見たのがきっかけで、「A Cottage for Sale」という古い歌があったのを思い出し、あらためて聴いてみたら、妙に心にひっかかってくるようになった歌詞だっただからである。間違いなく、「歳」が私のセンチメンタリズムを刺激したのである。

夫婦関係が破たんしたか、あるいはどちらか一方が先に亡くなって、独りぼっちになり、今は売りに出ている「売家」の看板を見て、過去に思いを馳せる ・・・・。そんな歌です。

「♪ Our little dream castle      過ぎ去った夢が一杯詰まっていた
   With every dream gone     小さいかったが私たちの夢の城
   Is lonely and silent         いまは寂しく静かに佇んでいる
   The shades are all drawn    あの夢の影はすっかり色褪せ
   And my heart is heavy      私の心は重く沈んでしまう
    As I gaze upon            「売家」の看板を
   A cottage for sale           じっと眺めていると
    ・・・・・・・・・・・・・・・・            ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

そして、こんなフレーズも浮かんできた。「♪ 二人でドアを閉めて、二人で名前消して ・・・」。  

1991年にRHINOレーベルより発売された、「ジュリー・ロンドン」のべスト盤、「Time for Love: The Best of Julie London」からの歌唱を選んでみました。

Time for Love

Julie London / Rhino / Wea

「Julie London ‐ A Cottage For Sale」

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