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未来は夢か悪夢か  ~ 新春妄想:「IoT」と「AI」が変える世界 ~

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 かって勤めていた会社の後輩からの年賀状に「IoT機器の開発を担当しています」とあった。正月で帰省したシステム機器のエンジニアリング会社で設計をしている三男に話を聞くと、「全社をあげて、AI、IoT機器の開発への取り組みめ」という大号令がかかっているという。
 AI:人工知能(Artificial Intelligence、AI)
 IoT:「Internet of Things」の略で、今までインターネットに接続されていなかったあらゆるモノが、
    インターネットに接続されることを意味する

 世界のレベルからかなり遅れているといわれていた日本がやっと本腰を上げ、国の政策として掲げたのが、総務省が平成27年9月、「IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方」という情報通信審議会からの中間答申や、「平成29年版 情報通信白書」に盛られた政策だったろうか。

 しかし、もうすでに、「GAFA」に世界の情報通信インフラやビッグ・データは握られ、そこに日本の入る余地などなくなっているのが現状。「GAFA」は神にも擬せられるほどの力を持つようになったとも言われている。スマホをしない私でも、こうやってブログを綴ることをはじめとして、生活に必要な多くの情報や判断基準をNETからの情報に依存し、私の生活や趣味の一部すら彼らに把握されていると感じている。
 GAFA:グーグル(Google アップル(Apple) フェースブック(Facebook) アマゾン(Amazon)

 少し話は変わるが、カナダ司法省が12月1日、中国通信機器大手、「華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)」の副会長兼CFO(最高財務責任者)の「孟晩舟」容疑者を逮捕したというニュースが報じられた。背景には、4Gの100倍とも言われるほど超高速の通信を可能にし、生活のほとんどが「IoT」などを介して、ネットワークで接続され、そこに蓄積されたビッグデータからAIが判断する社会の到来に拍車をかけるという次世代の通信規格である5G(第5世代移動通信システム)の実用化が目の前に迫ってきた今、インターネットなどサイバー空間の主導権を中国企業または、その背後にいる中国政府に握らせまいとするアメリカ側の思惑があり、彼女の逮捕は、サイバー空間を支配しようと目論む中国の動きを阻止しようとするアメリカ政府の戦略の一環だという。

 この通信技術の飛躍的な進歩により、インフラ、医療、産業、サービス、教育、さらに個人の購買履歴や移動履歴、健康状態といったあらゆる分野の情報すべてが、GAFAを通じて記録され、蓄積されていくだろう。この通信インフラ、ビッグ・データを牛耳れば、今までの軍事とは違った側面で世界を支配できる「覇権」を手にすることができるのである。米中貿易戦争といい、きな臭くなってきたというのが、まず年頭に感じたこと。

 そして、この年末から正月にかけてに読んだ本は、「サピエンス全史」の作者、「ユヴァル・ノア・ハラリ/Yuval Noah Harari」の話題のベストセラー、「ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来」。

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ホモ・デウス 上/下: テクノロジーとサピエンスの未来
ユヴァル・ノア・ハラリ (著) 柴田裕之 (翻訳)
河出書房新社


     
      
     
       
       

 私たちはどこへ向かおうとしているのか。人工知能や遺伝子工学といったテクノロジーとホモ・サピエンスの能力が合体したとき、人類は何を求め、何のために生きるのか、そして世界に何が起きるのかというのが本書のテーマ。生物工学と情報工学の発達によって、世界の価値観が、人類をはじめとして、生物はただのアルゴリズムであり、人間至上主義から、AI、ネットワーク、コンピューターがすべてを把握し、人間の意志や経験よりも、データの方を信頼するデータ至上主義へ移行していき、資本主義や民主主義、自由主義は崩壊していくと著者は予見する。初夢は悪夢か ・・・。

 たしかに、もう現在、車の自動運転、AIによる人事評価、銀行にAIによる融資リスク判断、AIによる病気の診断等、そんな社会がすぐそこに来ているという事象はいくつも垣間見られる。すでに株式取引の8割はAIによるものだという。本書が予見するのは、コンピュータ・テクノロジーで世界を操るひと握りのエリートは自らを神(デウス)にアップグレードさせ、「ホモ・デウス」にするという未来である。人間の、個人のあらゆる行動や意思、選択を、すべてビッグ・データとAI(コンピュータ・アルゴリズム)が決めてくれる社会。そこでは個々の人間は、巨大なシステムにデータを提供するだけの、たんなる「IoT端末」のような存在に成り下がっていくかも知れないという恐ろしい予見。しかし、歴史学者であるハラリは、本書の中で未来は変えられると繰り返し呼びかけている。

 NHK-BSで見たハーバード大学の「マイケル・サンデル白熱教室2018(5回シリーズ)」を一挙放映する新春特集。そのひとつのテーマが「AI」だった。前述のような未来について議論があった後、「マイケル・サンデル/Michael Sandel」が学生にした最後の質問は、「過去のあらゆるデータにもとづく完璧なアバター(仮想分身)、永遠に生きつづける自分や肉親のアバターを受け入れられるか?」。学生の答えは、「受け入れられない。ミスをして反省や挫折をしたり、肉親や友人の死に直面して嘆いたりしても、それを乗り越えてなお生きていくのが人間。AIによって永遠に生き続けるアバターなど受け入れることができない。」 全員が、その答えに賛成であった。

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 今宵の曲。「Change The World」。

 「ジョン・タートルトーブ/Jon Turteltaub」監督、「ジョン・トラボルタ/John Travolta」主演、1996年の映画「フェノミナン/原題;Phenomenon」のサウンド・トラックに収録された「エリック・クラプトン/Eric Clapton」が歌ったバージョンが、グラミー賞の最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞・最優秀ポップ男性ボーカル賞を受賞ことで、クラプトンの代表曲となった。

【 Change The World 】 by Gordon Kennedy / Wayne Kirkpatrick / Tommy Sims

「♪ If I could reach the stars  もし星に手が届くのなら
  Pull one down for you     君のために1つとってあげよう
  Shine it on my heart     それが僕の胸で輝くとき
  So you could see the truth   君は真実を知る事になる

  That this love I have inside   それは僕が心に秘めてるこの愛
  Is everything it seems      それが全てってことさ
  But for now I find        でも今はもうわかったんだ
  It’s only in my dreams     それは夢の中のことなんだと

  And I can change the world   もし僕が世界を変えることができたら
  I will be the sunlight in your universe  僕は君の宇宙の太陽となりたい
  You would think              そうなれば、
    my love was really something good  僕の愛が素晴らしいものだって分かるだろう
  Baby if I could change the world    ベイビー、僕が世界を変えることができたらな

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
 

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チェンジ・ザ・ワールド /Change The World [Single, Maxi] 
エリック・クラプトン/Eric Clapton
ダブリューイーエー・ジャパン


        
          

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Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton
エリック・クラプトン/Eric Clapton
WEA


         
       

     
「Eric Clapton – Change The World (Live Video Version) 」

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