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江連プロとのラウンド

さて、いよいよラウンド開始だ。各組3人づつで回り、前半の途中2ホールだけ江連プロが一緒に回ってコーチしてくれるらしい。そして、江連プロと僕達の2ホール・マッチを行い、勝った場合は何か商品が貰えるらしい。勿論僕達はハンディを貰い、3人の中のベストスコアで競うのだ。午後は彼が連れて来た女子プロが同様に2ホール教えてくれると言う。

僕等は3組目だったから、5番・6番ホールを江連プロと回ることになる。僕はこれが半年振りのゴルフだから、何とかそれまでに、少しはまともなゴルフを思い出しておきたいものだ。

同じ組の他の2人は、まんざら知らない人ではないが、ゴルフを一緒にやるのは初めてだから、なんか緊張する。その上、朝一番のショットは連続写真を撮るらしい。半年振りのゴルファーがガチガチに緊張するお膳立ては全て揃ってる。

他の2人がまずまずの当たりでフェアウェイ右。旨いなー、2人とも。さて、自分の番が来た。柄にもなく少しドキドキする。さっき教わった「ふにゃふにゃグリップ」(手に力を入れない柔らかグリップ)をもう忘れて「エエイ、ままよ!」と打った。

まぐれ。僕のボールも真っ直ぐフェアウェイ真ん中に飛んで行った。良かった、僕だけチョロとか弩(ド)スライスとか弩フックとかでなくて。恥かかずに済んだ。ボールのところまで歩いたら、さっきの緊張感は完全に消えていた。だがそこからが酷かった。右に左にチョロにテンプラ。4ホールの僕のスコア、トリプル・ダボ・ボギー・ダブルパー。4ホール終って10オーバー。このままだとハーフのスコアが60を突破してしまいそう。同伴者も呆れ顔だ。

最悪の状態で江連プロを迎えることになってしまった。「宜しくお願いしま~す」僕は空元気の大声で挨拶。それを聞いて江連プロ、「ここまでかなり調子良かったみたいですね」。「いやー、全くダメでした」と4ホールの経過を正直に伝えた。「では見てみましょう」。

オナーは3人の中で一番旨いYさん。ナイスショット。よく飛んでいる。次はKさん。当然僕は3番目。プロと一緒に回るのはこれが初めてなので、スタート・ホールと同じようにまたまた緊張して来た。

再び、「エエイ、ままよ」。当った。「ウォー。素晴らしいじゃないですか。スィングのリズムがゆったりとしていて申し分ないですよ。アドレスもトップからの切り返しもフィニッシュも、文句のつけようがない」と言ってくれた。本日一番。可笑しいなぁ。さっきまでと何が違うんだ?

最後に江連プロが打った。うわー、物凄い勢いでボールが飛んで行く。空に突き刺さるような打球だ。滞空時間も長いの何の。最初に打ったYさんのボールと僕のは、ほぼ同じ距離と思われるが、江連プロのボールは多分僕等の60~70ヤードは先に行っているのではないか。凄い!

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