プレミアムエイジ ジョインブログ
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頑張り過ぎは罪2

それでも何人かのサブ・リーダー達は、どうせやるならより良いものにしたいと幾つかのアイデアをリーダーのAに提案したが、「このプロジェクトは俺が全責任を負っているので、悪いが今回は俺のやりたいようにやらせてくれ」と言われ、悉く提案は受け入れられなかった。

尤も、その提案は、僕から見てもAの考えの上を行くものではなかったのだが・・・。しかし、こういうことが何度かあると、もうメンバーは提案をしなくなり、プロジェクト・チーム全体のモチベーションは下がって行く。

優秀なSEが集まったチームの割には、喧々諤々の議論もあまり見掛けないし、熱さも伝わって来ない。ただ整斉とAの指示に従って皆が動いているだけの状況に見えた。誰もがこれまでで最も積極果敢なチームになるだろうと思われていたチームが、Aを除いて全員が「指示待ち族」に化して行ったのだ。

プロジェクトも中盤を過ぎいよいよ佳境に入って行くと、予測出来なかった様々な問題にぶつかるもの。その一つ一つを知恵を絞って何とか解決しながら進むのが、システム構築プロジェクトの宿命みたいなところがある。

全てをAが判断し指示するやり方で来ていたので、こういう状況になるとAは大変だ。次から次に発生する諸問題に忙殺され、Aがリーダーとして手を打たなければいけない次の工程の準備や折衝にまで手が回らなくなって行く。遂にプロジェクトの遅延が明確になり始めた。

この時期に至ってAは不満を抱え込む。「何で俺だけが忙しいんだ。何でもかんでも俺のところに持って来ないで、少しは自分で考えろよ!」、「計画が遅れているのは、皆が100%力を発揮していないからだ」と。「でもそれを望んだのはAさん、あなたですよ!」サブリーダー達の内なる声が聞こえる。

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