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二泊三日の旅(2)

新幹線「のぞみ」は午後2時頃、「新神戸」駅に到着した。そこからバスで一旦今日の宿泊地である有馬温泉の宿に向かった。バスの中は超満員、満席だ。何せ添乗員(男)の席も無く、彼は補助椅子に座るしかないほど。

バスが発車してから挨拶に立った添乗員によると、この団体旅行参加者は47名。赤穂浪士ゆかりの地に近いので、そういう人数にしたとか。勿論冗談だが、こんな大きな団体旅行は経験ないそうだ。

女性だけのグループが何組もいて、そういう人達は全体の3分の1位か。若いOL風のペアも多い。残りは全部年配の夫婦連れだ。従って男は一人も現役組はいないようだ。そりゃそうだ。師走の平日旅行だから、働き盛りの男が参加出来る訳ないからね。

3時前には宿に着いた。今日は4時夕食で5時にバスで再び神戸市内に向かい「ルミナリエ」見物の予定だ。僕は早速風呂に入った。こんな早い時間誰も入っていない。大浴場の他にジャグジー風呂、サウナ風呂、打たせ湯、露天風呂など幾つもお風呂のある広い風呂に僕一人。これは気持ちが良い。

カミサンは、これから夜の神戸を散歩するので、湯冷めを恐れて入らない。こんなに気持ちが良いのに。「ルミナリエ」から帰った後じゃぁ、僕らの団体だけでも大勢なのに、そういう団体が3つ4つ入っているらしいから、お風呂混むよ~、絶対。午後3時過ぎの今がベストなんだよ。人と違うことやらなきゃぁ~。

風呂に入る前に、「二日酔い気味だし、夕食の時間が早過ぎるので、折角温泉に来たんだけど今日は呑まない」とカミサンに伝えておいたが、いざ夕食になったら無性に風呂上りのビールが飲みたくなって、結局、ビールを2本も飲んでしまった。料理の方も結構でございやした。

さて、夕方5時。一行はバスで神戸に向かう。40分程で港に面した、「第一突堤」駐車場に到着。既に夜の帳が降りていた。そこから徒歩で「ルミナリエ」を見物に行くのだ。バスガイドが旗を持ちながら先頭を行く。だが、会場に直接向かうのではなく、まるで違う方向に僕らを連れて行こうとする。

「会場はあっちの方向じゃないんですか?」。誰かがガイドに尋ねた。「そうなんですけど、あそこからは入れないので行列の最後尾に向かっています」とガイドさん。え!平日(木曜)なのに、そんな凄い人出なの?

最後尾は神戸南京町辺りだった。会場とは遥か離れた反対側だ。6時頃から行列に並び、ゆっくりなスピードで歩き始めて1時間。やっと、「ルミナリエ」会場にやって来た。アーケードのように商店街の通りをずうっと奥まで光の屋根が連なり眩いばかり。確かに、全国的に有名になっただけのことはある。

光のシャワーも凄いが人出も凄い。自然とわくわくしてしまう。有馬温泉からここに来る途中、バスガイドが、神戸のは「ルミナリエ」だが、昨年で終わってしまった東京駅近辺で行われていたのは「ルミナリオ」だと言った。だがその違いを説明してくれなかったので僕は勝手に理解した。「ルミナリ江」と「ルミナリ雄」。ミコとマコ。いつまでも・・・。違うな。

光の祭典を堪能してバスに戻ってみたら、入り江の反対側のホテルの電飾や光に彩られた観覧車、或いは高層ホテルの明かりなどが、停泊している海上保安庁の巡視船越しに美しく輝いていた。

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