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SEって何?(2)

僕は、企業の中のSEがプロを目指す道は2つあると思っているがどうだろうか?

その第一は、SEの本来の意味、即ち、コンピューター技術の専門家を目指す道である。先に述べた現時点の企業内SEの存在意義の1つは、業務部門とコンピューターとの間に立つ通訳という機能であった。しかし、通訳をしている以上、SEのプロにはなれない。前稿で述べたように、業務知識・コンピューター技術の双方ともアマチュアのままだからだ。

しかし、世の中に通用するプロフェッショナルなSEになる道が全く無い訳ではない。それはコンピューター技術の最先端でシステム作りをせざるを得ない状況に自らを置くことだ。例えば、自らが通訳となるのをやめて、同じ役割を果たせる自動翻訳機を開発する側に回ることだ。

自動翻訳機とは、業務の専門家がSEを介さずに直接、端末に向かって必要用件を言う(記入する)と、コンピューターが自動的に必要プログラムを作り出すシステムのことだ。

本気で自動翻訳機を開発しようとすれば、否応無く汎用コンピューターやサーバー・パソコンのOSに精通せざるを得ないし、今後のコンピューターやOSの動向や、様々な流通ソフトの動向も把握しておかなければならない。自動翻訳機の開発に使えそうなソフトは自ら取捨選択して行かなければならないからだ。

また、自動作成するプログラム言語にしても、現在だけでなく今後主流になると思しき言語について見定めておかないといけない。

更に、人(業務の専門家)にとって分かり易い記述の仕方、操作し易い画面のあり方を追求しなければ却って不興を買う。その答えを出すのもSEだから(通訳では常に答えが与えられる)、思考能力も人間工学的センスも鍛えられる。

以上は、振り返ればコンピューター・システム揺籃期の初発的SE像であり、それへの回帰がプロSEへの道だと考える。そして、この自動翻訳機の最初のテスト号機を作り上げた時点で、そのSEは、市場価値の大変高いSEとなっているだろう。何故ならば、その作品が、彼のコンピューターに関する知識・技術・実現力が超一流であることの証明だからだ。

そしてより重要なことは、この自動翻訳機が、今、世界不況に苦しむ企業に大きな福音をもたらす点だ。即ち、システム・ニーズが加速度的に高まる中、SE社員を大量採用する余裕はないし、大量採用しなければ慢性的SE不足をいつまで経っても解消出来ないというジレンマに対する、これが、唯一無二の解となるのだ。

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