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青春賦(26)

僕等のバンド「The Strangers」は、軽音部に入部してから実質2年半の活動だった。後々先輩達に聞いても、我々のように勝手にバンド作って勝手に始めたバンドは一寸記憶に無いそうだ。大先輩にしてもその以前からあるバンドに入ったと言う。

大学生になってまで、厳しい上下関係の中で1年以上も下積みをやらされるのを嫌った僕等はきっと異端児だったんだろうと思う。

それが大きな顔をして活動しているうち、伝統あるハワイアン・バンドやジャズバンドを人気で超えてしまったのだから、内心では快く思われる筈がない。だが、時代がベンチャーズ・ブーム、ビートルズ来日、グループサウンズ開花という、正に音楽の転換期だった。

僕等は意図するしないに拘わらず、そのブームに旨く乗っただけかも知れない。ライバル「Asteroids」との競争も僕等のモチベーションを頗る引き上げてくれたし、他の大学のどこのバンドにも負けたくなかった。

青春の中のたった2年半、青春の1コマに過ぎない。しかし、その2年半は僕にとって、後にも先にもこれほど熱く燃えた時期は無い、と言えるほど、内なる情熱に突き動かされた怒涛のような2年半だった。

しかしながら、バンドばかりをやっていたような記憶の中でも、授業は真面目に受けていたから、誰一人単位も落とさず留年組みは出さなかった。この点は、誇れるのか誇れないのか分からないが、軽音の他のバンドと違うもう一つの特徴点だった。他のバンドにはプロを目指した人達もいて、留年組みは決して珍しくなかったからだ。

僕達は一人もプロを目指そうなんて奴はいなかった。それだけ自分達の実力の程を知っていたと言うべきか。「ブルーコメッツ」と同じステージに立って彼我の差を思い知らされたからかも知れない。

そのお蔭で妙な錯覚を起こすことなく、普通の学生として卒業出来たのだろう。それでも、就職活動で企業の人事担当役員から「なに学部出身ですか?」と聞かれて、思わず「軽音楽部です」と答えてしまった。経済学部と言うべきなのに。似てるのが悪い。

当時を思い出すと、若者6人で一緒に走り抜いた青春時代というのが全般的な記憶ではあるが、20歳前後の若者達が、始終一緒に行動していたのだから、言い合い、いさかい、衝突が無い筈はなかった。

演奏のこと、アレンジのこと、進むべき音楽ジャンルのこと、全てが論争の種だった。他のことではいい加減な連中だったが、こと音楽になると誰もが自己主張が激しく、なかなか譲らなかった。

バンマスのSの提案であっても全員が反対というのも珍しいことではなかった。6人の中でも気が合う合わないというのもあった。だが、一旦、「その線で行こう」と決まったら、全員が一致協力した。みんな音楽が大好きだしこのバンドに凄く愛着があったからだ。
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