プレミアムエイジ ジョインブログ
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Posts from — 6月 2009

臨時高校同窓会

先月、関西在住の高校同じクラスの連中が、7月の祇園祭りの凄く良い席を沢山取れたので、是非それをハイライトとした同級会をやりたいの、希望者を募るというメールが入った。幹事として名を連ねてる人達とは、そうだなぁ、場所が遠いこともあって20年以上会っていないかな。

地元長野では、毎年秋に同学年の者達が同窓会を定例開催しているし、東京に出て来ている者も多いので、5年に1度くらいの割合で同窓会を行っているが、京都・大阪・神戸など関西の同級生とは殆どそういう機会がなかったのだ。

僕も、祇園祭りは直に見たことがなかったし、そんな桟敷席で見れるのはもう二度とチャンスはないだろうから、是非行きたかったのだが、コンサート予定が入っていて、断らざるを得なかった。

そしたら、半月ほど前、関西幹事の1人、国立民族学博物館の名物館長で民俗学の大家である中牧弘允君が、東京から参加する奴が少ないから、幹事自ら東京に押し掛け、東京で臨時の同窓会を開催するから是非参加せよとのお達し。

それが昨日開催されたのだった。場所は六本木、東京ミッドタウン通り向かいの1つ中に入った所にある「T’sBAR」という名のお店だ。詳しい地図を片手に現場に向かったから見付けるのは簡単、全然問題なし。と思っていた。さて、地図上ではここの筈だが、どこをどう探しても「T’sBAR」という表示がない。

おかしいな?もっと先かなと行ってみたが何もない。もう一度引き返して、大通りからもう一度地図の通りに歩いてみる。またさっきのビルの前。タイ式マッサージの店の看板はあるが、やはり、「T’sBAR」はない。

案内メールのコピーを取り出して、住所を確認。ビル名が書いてあった。ここだ!間違いない。ビルの2階とある。階段を上がったらタイ式マッサージの店の反対側のドアに小さく「T’s」とだけ書いてあった。ドアを開けた。いや、開けようとした。開かない。休みか?嘘だろ!インターフォンがあった。
「すいません。長野高校の中牧さんの友人なのですが・・・」
「お待ちください」
ドアが開いた。髭のマスターらしき男が現れた。そう言えば、中牧君の実弟がやっている店と書いてあったなぁ。どことなく、お兄さんと髭が似ているような気もするが・・・。

彼に先導されて中に進んだら、既に中牧君とT君がソファーに座ってビールを飲んでいた。中牧君は事前に彼のウェブサイトで彼の写真を確認していたから直ぐ分かったが、都庁を定年退職して今はサンデー毎日だというT君は、45年前のスリムで美男子の面影からは想像するのも難しいほどの巨体で、サスペンダーでズボンを吊り下げている姿から小錦を連想してしまった(失礼)。

程なく、東大や慶応の現役の教授達、教育会の重鎮、テレビ局のプロデューサー、評論家、作家などが集まって来た。話をしていると、アッと言う間に45年の時空を越えて当時の仲間に戻れてしまうのが不思議だが、傍から見れば凄い顔ぶれなんだろうなと思いながら、良く飲み良く語った。

今でこそ不動の社会的地位を占めながらも、当時は、高校の部室で煙草も酒もちょくちょくやってたとか、当時の暖房はクラスに薪ストーブ1個だった上、薪が足らず寒くてしょうがないからと、隣のクラスの机をばらして燃やしたり、ある悪さがバレて退学寸前まで追い込まれたりと、結構みんな問題児振りを自慢し告白するちょっと変わった同窓会となった。

緊急の同窓会だったこともあって、集まれる人間は少なかったが、その分、みんなが自由に話せてずっとこのまま話し続けたいと思える会だった。8人中3人はクラスも違って当時それほど親しくはなかったのに、今日で一気に古い友人になった。

6月 30, 2009   No Comments

励ます

先ずはお読みあれ。

『海外新聞社のオンラインサイトをサーフィンしていたら、イギリスのタイムズに、今月書かれたばかりの興味深いコラムを見つけた。中高年男性の薄毛や白髪の意義について、生物学的見地に立ち、自然選択で知られるダーウィンの主張も取り上げながら、論じているのだ。コラムによると、加齢による男性の毛髪変化は、安定感を好む若い女性を惹きつけるプラス要因になるという。関係者には、励ましのメッセージとなりそうだ。

・・・・中略・・・

このコラムが、親しめる読み物に仕上がっているのは、筆者の軽妙な筆さばきに加え、このところ不用意な発言や女性問題で、何かとメディアを騒がせているイタリアのベルルスコーニ首相を絡ませている点だ。寂しくなった頭髪の植毛手術を受けたという首相に対し、若い女性を惹きつけようとすることが目的なら逆効果だったよと、からかっているのだ』

この文章、実はいつも僕のブログにコメントを寄せて下さる、自称「オカッテリーナ」様のブログから拝借したものである。(拝啓オカッテリーナ様、勝手拝借、お許しを!)

彼女はカルチャー・センター初め様々な教室で、多様な年代層の人々に英語を教えておられる方だ。彼女は、英語教室で使う教材をインターネットで探している内に上記のコラムに遭遇したのだそうだ。勿論教室で使うそうだ。

今はやめられたが、彼女が「クーペ&Shifo」のバック・コーラスの一員だった時から知己を得ている。更に言えば、現在僕が顧問となっている小さな保険会社を強力に支援してくれている生協の元のメイン・スタッフの一人だったそうで、なんだか人の縁の妙を感じる方だ。

そのオカッテリーナ様が、男の薄髪について・・・、言いにくいなぁ・・・、要は「ハゲ」について教材にするとのことに、僕は思わず快哉を叫んだのだ。

我がおじさんバンドは7人いる。1位、2位はピアノの先生とコンガのヨッ君。甲乙付け難し。3位は間違いなく甘い声のマンディー、そして4位が僕(人によっては3位4位は逆だと言う人もいるが、精確に言えばそれは間違い)。

5位と6位もいい勝負で、最近ベースマンに転校して存在感抜群になって来た純次さんとクラリネットのマッちゃん。この2人は4位までと違い後ろと上からだから、みんな後々を楽しみにしている。さて7位の野口五郎似の斎藤さんだけは、若者の如く髪がふさふさ。何か入会基準を満たしてないことが申し訳なさそう。

てな具合で、1人の例外はいるが、みんな自分のトップにプライドを持っているのだ。特にランク1位と2位が掛け合いをやりだすと周りがみんな聞き耳を立てる。
「ヨッ君より俺の方が髪の毛あると、俺は思っている」と先生。
「さすがの俺も、先生のようにはなりたくないと思うよ」とヨッ君。
「それはないだろう、ハゲ」と先生。
「ハゲにハゲと言われたくないよ。精々50歩100歩だよ」とヨッ君。
「それを言うなら50け(毛)100け(毛)でしょう」と先生。

おじさんバンドの嫌いな言葉。「輝く~」「まぶしい」「ハレーション」「ヘッドライト」「照明」「光通信」「光源氏」「滑る」「励ます」、ん?オカッテリーナ様の文章、「関係者には、励ましのメッセージとなりそうだ」は問題あり。「禿ます」は禁句なのです。

オカッテリーナ様のブログは下記の通りです。
http://homepage3.nifty.com/cwte/index.html
「増永朋子のウェブサイト」

6月 27, 2009   No Comments

会社合併

僕が属していた前の損保会社で、2001年4月の会社合併を経験した。僕はシステム部門の責任者だったから、それはそれは大変だった。合併発表が前年の3月だから、約1年で両社のシステム統合をやり上げなくてはいけなかった。それだけでも間に合うかどうかの大仕事だ。

何が大変って、本社各分門が夫々合併に向けてこうしましょうと決めることと、たった1年しかない中で行えるシステム統合の形とは、多くの場合、相容れないということだった。システムはこうするしかないから、「両社の商品はこう整理して下さい」と頼んでも、「この商品を打ち止めになんか出来るか!」とか、なかなか思うに任せないのだ。

それだけでも大変なのに、本当の問題は、一生懸命システム対応を行っても、大きな金を掛けてシステム対応を行っても、システム自体がその分進歩前進する訳では更々ないので、部員達の士気は保てるかという点だった。徒労のように感じる後ろ向きの仕事にどうモチベーションを上げて行けるか、それをどう維持して行けるかという問題だった。

今日の朝日新聞によれば、昨日の日本興亜損保の株主総会が大揉めに揉めたそうである。既に発表していた損保ジャパンとの合併に対して、前社長の松沢氏が現社長の兵頭氏に噛み付いた。「何故今損保ジャパンと合併しなければならないのか」と。損保ジャパンはアメリカのサブプライム・ローンの保証保険の再保険を受けていたために、2008年度決算では、当期純利益△667億円という巨額な赤字を計上をした会社だ。来期以降も大きな赤字が続くと言われている。

「そんな会社と何故今合併しなければならないのか」と言う訳だ。日本興亜損保は筆頭株主である外資系ファンドからここ何年か、損保ジャパンと合併をせよと言われ続けて来たが、前社長の松沢氏がこれを拒否して来た歴史がある。従って、氏にしてみれば、「社員のため株主のために、自分が頑として受け付けなかった損保ジャパンとの合併を、今の経営陣は何故簡単に受け入れるんだ」という気分だろう。

普通に考えれば、松沢氏の言うことに説得力がある。何故なら、幾らサブプライム・ローンで傷付いているとは言え、損保ジャパン(業界3位、正味収保131億円)は日本興亜損保(同5位、65億)の2倍以上も大きい巨人なのだ。とても対等合併など望めない。それが果たして、社員・株主の利益に繋がる筈はない。兵頭現社長の答弁は「損保ジャパンが傷付いている今だから対等合併出来るんです」。

誰もが「?」に思うだろうね。その後も、新旧社長対決は満座の中で続いたようだ。それにしても前社長も、自分が決めた現社長に対して株主総会で対決することを決意するんだから、今回の合併は身体を張ってでも食い止めようと覚悟したということなんだろうね。普通、そこまでしないから。

そう言えば、この株主総会に向けてかどうか、日本興亜損保の揉め事が続いていたね。元常務が経営陣を粉飾決算で告発してた。この3月末までの保険金支払いを極力4月にずらして、利益を膨らませようと指示したとか。これなんか、今回の現社長以下の経営陣に対する非難の前哨戦だったのかとも思える。

そこで、閃いた。日本興亜損保は損保ジャパンとの合併は兎に角見合わせるべきだ。

今、三井住友海上(同2位、145億円)とあいおい損保(同4位、82億円)とニッセイ同和損保(同6位、31億円)の3社統合の話が進んでいるようだ。業界1位の東京海上日動海上(213億円)を抜き、世界第5位の損保を狙っているらしい。

こちらは来年4月に向けて第一段階として、あいおい損保とニッセイ同和損保が合併し、三井住友海上との合併はもっと先になる予定だという。だったら、日本興亜損保もこれに加わって、まず、あいおい損保、日本興亜損保、ニッセイ同和損保による3社対等合併を実現し業界第2位(178億円)を確保して、それから三井住友海上と最終合併すれば、どちらも吸収されるような合併ではなくなるよ。いいでしょう?さてさてどうなりますか?

6月 26, 2009   No Comments

女性との会食

30数年前、同じ会社同じ職場で一緒だった女性Mさんが子育ちも終わり、その友達のKさんと一緒に、オペラシティーのコンサートに来てくれた。KさんはMさんの小中時代の親友だそうだから、当然僕は面識がない。

Mさんは、僕より9つ若い美人のお母さん。当時僕は新婚真っ只中。その年に新入社員として彼女は入社して来た。その美貌から、周囲の若い男どもに騒がれるのは当然として、職場の女性陣すら「一体誰が彼女を射止めるかだね?」なんて僕に聞く位だった。僕もちょっと早まったかなと思った、かな?(内緒)

僕がバンドでドラムをやっているのを最近知って、MさんはKさんを誘ってライブに来てくれたという訳だ。昔の職場の女性が来てくれたというのは、何とも嬉しいものだ。

コンサート終了後会場出口で観客のお見送りをしていたら2人がやって来た。Mさんが僕にKさんを紹介してくれた。Kさんもコンサートを満喫してくれたようで、やや上気気味に僕に握手してくれた。とても可愛らしい。そして、Mさんとも握手出来た。

その上、美味しい差し入れまで貰っちゃって。バンド・メンバーで打ち上げの時美味しく頂いたのだった。

先日、そのMさんから電話が入った。Kさんが「是非3人で食事したい」と言っているという。何とファンになってくれたのだそうだ。即座にOKしたまでは良かったが、Mさんが「ただね」と、声を潜めて言うんだ。何でもKさんが言うには「大人の男性」の方とお話してみたかったんだとか。

そう言われちゃうと、困っちゃうよね。緊張しちゃうよね。周囲の奴に聞いちゃった。
「大人の男性って、何話す?」
「人生とは、とか?人間は、とか?あぁ、違うな、世界政治のこととか、哲学とかじゃないですかねぇ」
「何だよそれ。もっと具体的に言えよ」
「神童さん、還暦過ぎたら充分過ぎるくらい大人ですよ。僕みたいな若いのに聞かないで下さいよ」
「若いったって、お前だって今年還暦じゃん。まっいいや。聞いた俺が馬鹿だった」

昨日、有楽町ビルディングの中にある「牛や」という和風料理屋さんでお会いした。何せ初対面みたいなもの。始めはどことなく硬かったけど、ビールで乾杯したら、緊張感は何処へやら。子供の話からご主人の話、職場の話、MさんとKさんの小さい時からの友達振り等など。KさんもMさんも本当に楽しそうにいろいろな話をしてくれた。

Kさんは子供4人を育てた。Mさんも3人。その店の女将さんまで加わって、彼女も子供は4人だという。うちは2人だから人口増加には少しも貢献していないが、彼女達は立派。彼女達のようなお母さんばっかりだったら少子化になんてならなかった。

僕が「大人の男性」の話をする間もない位に2人が盛り上がってくれて、僕は聞かれたことを答えた程度。美人女性2人と僕だけ。何とも慣れないシチュエーションだったが、折角の時間を楽しく過ごして貰おうという2人の気持ちがビンビン伝わり、嬉しく楽しい時間だった。食事代まで持って貰っちゃって(受け取ってくれないんだ)。

女性は20代よりも30代、30代よりも40代、40代よりも50代だね、絶対!

Kさん、結局「大人の男性」の話も出来ずにスイマセンでした。次は頑張りますから。

6月 25, 2009   No Comments

失敗

いつから、そんなにそそっかしくなっちゃったのか。自分に驚く。これはボケの始まりか、と真剣に心配した。

駅前の書店で、暇つぶしにと、今まで読んだことのない若い作家の本でも読んでみようかと物色した。若い作家と言えば東野圭吾・真保祐一・楡周平・雫井脩介。東野と真保と楡はここのところ結構読んでいる。若い作家の奇想天外の発想とテンポの良さに結構はまっている。雫井脩介、以前から名前は知っていたが読んだことはなかった。

手に取って少し立ち読みしてみた。読み易い。じゃぁ、何を買おうか。帯に大きく「第一位」と書かれた本に目が行った。「犯人に告ぐ」。帯には「週刊文春ミステリー・週刊現代最高に面白い本第一位」と書いてあったのだ。どこかで聞いたタイトルだなぁとは思った。

その文庫本は「上」「下」二冊から成っていた。二冊買って通勤電車の往復で読み始めた。なかなか面白い。刑事ものだが主人公が大失態をやらかす場面が前半のストーリーだ。その6年後、主人公はもう一度チャンスが与えられて幼児連続殺人事件の総責任者になる。

その捜査方法が、前代未聞の劇場型捜査なのだ。夜10時半の看板ニュース番組の特集番組に主人公が週2~3回ゲストで出演して、目撃情報を広く集めるための訴えを行うのだ。そこまで読んでやっと、「何だ、数年前に映画で見た原作か」と分かった。「上」の半分以上も過ぎて気付くとは。いやはや。まっ、原作を読むのもいいかと思い直し、続けて読んだ。

本当に面白かったから、あっという間に「上」を読み終え、「下」に移ろうとして書棚から「下」を取り出し、同じ場所に「上」を挿入した。つもりだった。どちらも書店でカバーをして貰っている。

さぁ続きを読もうと思って、開くと「上」だった。「あれっ?」。「入れ替えたつもりが、また、同じのを持って来てしまったか」と思って、再度書棚までに行って入れ替えた。読もうとした。またまた「上」だった。狐につままれた如し。「手品か?俺も遂にヤキが回ったのか?」と思った。若しかして。2冊とも手に取って同時に開いてみた。「上」と「上」。やっぱりヤキが回ってた。

学生時代に下宿の隣部屋の理学部のS君が、「文学なるものを読んでみたい。神童、何かお勧めの本はないか?」と言う。理系ど真ん中の学生は、数学の本や哲学の本は好むが、純文学は遠い存在らしい。Sがそう言うのは珍しいこと。「白鯨」というアメリカの作家メルビルの代表作を教えてやった。

彼は早速文庫本を買って来て読み始めた。1週間後、Sは「面白かったよ。神童ありがとう。お礼に紅茶入れるから部屋に来ないか?」と僕を自分の部屋に誘ってくれた。

小さな本棚に「白鯨」は「上」「下」2冊が納まっていた。彼が紅茶を入れてくれる間にそれを良く見たら、「上」は岩波文庫、「下」は新潮文庫だ。「あれ?出版社が違ってても区切り方は同じなのかなぁ?」と思って、末尾の方の文庫本案内一覧のページを見比べたら、岩波の方は「上・中・下」の3部作で、新潮文庫の方は「上・下」の2部作ではないか。これでは途中、どこかが飛んでる筈だし、訳者も違うから文章のトーンも全然違う筈。

「Sよ。読んでて変じゃなかった?」
「全然!どうして?」
「上巻と下巻じゃ出版会社が違う上に、片方は上中下だからねぇ。途中話が飛んじゃってるよ」
「そうなの?分かんなかったけどなぁ」

この時、理系バリバリの人間の頭は、常人とは全く違う構造をしてるんだと思った。僕も遂に理系に近付いたか・・・???

6月 24, 2009   No Comments

婚約者

家に二人してやって来た。フィアンセは、やはり近くのデパートでも見掛ける化粧品売り場の女性店員と同じように、背がスラッとして、身長166~167cmの美形の女性であった。

しかし、東京のデパートのそういう人達と違い(と言っても良く知らないが)、僕等の前で緊張し切っているようだ。そりゃぁ無理もないね。1千kmも離れた札幌から、朝一番の飛行機で、姑・姑女になる人に会いに来るのだから。でも何かちょっと可哀そう。

でも、まぁ、さすが大台、30歳。落ち着きと気配りの笑顔は超一流だ。どこかの気高きご夫妻と同じように、完全に姉と弟のカップル。よくも我が愚息と一緒になろうと決意したものだ。それだけでもあんたは偉い。もっとカッコいい男はいくらでもいたろうに。

彼女の話では、羽田から我が家に向かう途中、愚息の方が「ハァー」とか溜息を洩らし、凄く緊張しているようなので、自分も緊張してしまったとか。きっと何でも口を突いて出てしまう母親に彼女を引き合わせるのが何とも不安だったんだろうな。

「何とか、無事通過してくれますように」そんな息子の気持ちが良く分かる。僕の方は彼女に、ご両親の年齢や、お仕事、ご家族の構成、彼女の職歴、北海道の様子など当りさわりのないどうでもいいことを聞いて、話し易くしてやってたところに、お茶やお菓子、その他をテーブルに出し終わって、あとからテーブルに着いて話に加わったカミサン、いきなり質問。

「付き合い始めてまだ半年なんでしょう?もっとじっくり考えれば良かったのに」
聞きようによっては、この結婚、反対って言ってるようにも聞こえる。
「あ、ハイ。でも気持ちは変わらないと思いますので」
と、彼女。泣かせるねぇ。
息子はどうやってプロポーズしたんだろうか?そもそもちゃんとプロポーズ出来たのか?と思ったらさすがカミサン。
「息子、ちゃんとプロポーズ出来ましたか?」
「あ、ハイ。え、ハイ」
「どうして、よりによってうちの子なんですかねぇ、ホントに。この子のどこが気に入ったんですかねぇ?」
カミサンの愚息に対する評価は小さい時からスッと低いまま。だから本心からこういう質問になる。フィアンセにしたらどう答えていいか分かんないよ。試されてるみたいで。でもカミサン、全然裏がないんだ。そのまんま。
「・・・」
我が愚息は相当居心地悪いらしい。
「もういいじゃん、そんなこと」
と言って、席を立ち煙草を吸いに行ってしまった。その間に・・・
「先週は、うちのがご実家の方に伺ったんですってねぇ。どうでした?お父さんお母さん、相当不安になったんじゃないですか?」
「いえいえ、全くそんなことありません。喜んでいました」
「そうだといいんですけどね。挨拶もろくに出来ない子なので、すいませんね」
「挨拶はしっかりやってくれましたが、顔を真っ赤にして異常なくらい額に汗かいていましたね。父と私が寒がりな方で、部屋を暖房していましたから、それもいけなかったんですけど」
「あ、あ、汗を。ねぇ。ハハハ。頼りない息子なので、しっかりしたお嫁さんを、と思っていましたから、本当に一安心です。宜しくお願いしますね」

カミサンもひとまず気に入ったようだ。

いい娘(こ)だよ。息子にはモッタイナイ。

6月 22, 2009   No Comments

婚約

6月に入って、ブログ投稿、20日ほどお休みを貰っていました。その間いろいろ充電させて貰って、つまらないブログを一つでも減らせるようにしようと思ったのですが、結局は、そう簡単に自分を変えられないと悟り、今までのレベルのまま再開させて貰うことにしました。悪しからず。

社会人になると同時に、札幌勤務になった我が愚息はそのまま札幌赴任が続き、そろそろ満6年が経とうという時期を迎えた。先日、カミサンに電話が来た。

「もしもし。俺だけど」
「俺って誰。それじゃぁ、まるで俺々詐欺じゃないよ」
「結婚することにしたよ」
「誰が?」
「俺だよ」
「だから、俺はやめなさいよ。僕って言えないの?」
「ふざけないでよ」
「相手の人はどういう人?」
「西武デパートの化粧品売り場の女性」
「へー、どうやって知り合ったの?」
「会社の取引先の人の紹介」
「正月に帰って来た時、お父さんに、付き合っている彼女がいるって言ったんだってねぇ。その人なの?」
「うーん・・・、それとは違う人」
「何よそれ!ちゃんとしなさいよ、もう。血は争えないわねぇ」
「何?その血は争えないって?」
「いいの。何でもない。札幌の人なの?」
「うん。実家は札幌の郊外だけど、お父さんは小さな輸入販売の会社やってるみたい」
「まだご両親には会ってないの?」
「今週末に彼女の実家に行って、来週の日曜日にそちらに二人で挨拶に行きたいんだけど、いい?」
「いいけどさ。まだあちらのご両親にも結婚のお許しを貰ってないのに、どうなるか分かんないでしょ」
「大丈夫だよ」
「お前なんか頼りなくてダメとか言われたらどうするの」
「もう30歳だから、それはないな」
「え!?一つ年上なの?」
「学年はね。俺が7月の誕生日が来て一つ上。今は二つ上」
「お前頼りないから、しっかりしたお嫁さんが欲しいと思ってたからそれはいいかもね」
「あなたとおんなじ。さっぱり系女子。もう札幌の冬が嫌だから、会社がこれ以上本州への転勤をさせてくれないなら辞める、って彼女に言ったら、いいよ、東京に行って私が食べさせてあげるって言うんだ」
「ばーか。お前、そういうの直ぐ本気にしちゃうんだから。新婚早々、食べさせて貰う亭主なんてロクなもんじゃないんだから」
「そうなの?」
「当ったり前じゃないの(怒り)。お前、いつまで経っても心配の種。本当に彼女、お前を貰ってくれるかしら」

てな按配で、明日我が家に息子のお嫁さん予定者がやって来る。

上の娘は、全く結婚のけの字もない。弟が決まったら少しは焦ればいいのだが・・・。

6月 20, 2009   No Comments