女性との会食
30数年前、同じ会社同じ職場で一緒だった女性Mさんが子育ちも終わり、その友達のKさんと一緒に、オペラシティーのコンサートに来てくれた。KさんはMさんの小中時代の親友だそうだから、当然僕は面識がない。
Mさんは、僕より9つ若い美人のお母さん。当時僕は新婚真っ只中。その年に新入社員として彼女は入社して来た。その美貌から、周囲の若い男どもに騒がれるのは当然として、職場の女性陣すら「一体誰が彼女を射止めるかだね?」なんて僕に聞く位だった。僕もちょっと早まったかなと思った、かな?(内緒)
僕がバンドでドラムをやっているのを最近知って、MさんはKさんを誘ってライブに来てくれたという訳だ。昔の職場の女性が来てくれたというのは、何とも嬉しいものだ。
コンサート終了後会場出口で観客のお見送りをしていたら2人がやって来た。Mさんが僕にKさんを紹介してくれた。Kさんもコンサートを満喫してくれたようで、やや上気気味に僕に握手してくれた。とても可愛らしい。そして、Mさんとも握手出来た。
その上、美味しい差し入れまで貰っちゃって。バンド・メンバーで打ち上げの時美味しく頂いたのだった。
先日、そのMさんから電話が入った。Kさんが「是非3人で食事したい」と言っているという。何とファンになってくれたのだそうだ。即座にOKしたまでは良かったが、Mさんが「ただね」と、声を潜めて言うんだ。何でもKさんが言うには「大人の男性」の方とお話してみたかったんだとか。
そう言われちゃうと、困っちゃうよね。緊張しちゃうよね。周囲の奴に聞いちゃった。
「大人の男性って、何話す?」
「人生とは、とか?人間は、とか?あぁ、違うな、世界政治のこととか、哲学とかじゃないですかねぇ」
「何だよそれ。もっと具体的に言えよ」
「神童さん、還暦過ぎたら充分過ぎるくらい大人ですよ。僕みたいな若いのに聞かないで下さいよ」
「若いったって、お前だって今年還暦じゃん。まっいいや。聞いた俺が馬鹿だった」
昨日、有楽町ビルディングの中にある「牛や」という和風料理屋さんでお会いした。何せ初対面みたいなもの。始めはどことなく硬かったけど、ビールで乾杯したら、緊張感は何処へやら。子供の話からご主人の話、職場の話、MさんとKさんの小さい時からの友達振り等など。KさんもMさんも本当に楽しそうにいろいろな話をしてくれた。
Kさんは子供4人を育てた。Mさんも3人。その店の女将さんまで加わって、彼女も子供は4人だという。うちは2人だから人口増加には少しも貢献していないが、彼女達は立派。彼女達のようなお母さんばっかりだったら少子化になんてならなかった。
僕が「大人の男性」の話をする間もない位に2人が盛り上がってくれて、僕は聞かれたことを答えた程度。美人女性2人と僕だけ。何とも慣れないシチュエーションだったが、折角の時間を楽しく過ごして貰おうという2人の気持ちがビンビン伝わり、嬉しく楽しい時間だった。食事代まで持って貰っちゃって(受け取ってくれないんだ)。
女性は20代よりも30代、30代よりも40代、40代よりも50代だね、絶対!
Kさん、結局「大人の男性」の話も出来ずにスイマセンでした。次は頑張りますから。


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