訪問(3)
気が付いたら1時50分。この店にかれこれ1時間40分もいた勘定だ。あっという間だった。S社長の話に引き込まれた。急いで事務所に戻り、事務の講習会だ。
事務所では女性3人が講習を受けてくれるようだ。その内の一人はSさんの奥様だという。その美人の奥様に、利発そうな女性二人。こちらの講師はKaさん。元は大手損保の女性の事務インストラクターだった人だから、説明が縦板に水。
パソコンの前で実地で操作研修を受けている女子事務員さん、物凄くキータッチが早い。手元を見ていないから「ブラインド・タッチ」だ。ただ者ではない。因みに「ブラインド・タッチ」とは、キーボードをいちいち見なくても手が覚えていて正確に打てること。決して「メクラウチ」(直訳につき差別用語に非ず)ではない。
彼女、ただ、キーイン操作が早いだけでなく、Kaさんの説明を直ぐに飲み込んで処理しちゃう。勘も頗る良いのだろう。早く全部マスターしちゃおうという意欲が旺盛な人だ。
そんなことがあって、2時間の予定が1時間半で終了。我が新設保険会社としては初めての出張講習会だったが、受講者に恵まれて、大変スムーズに講習を終えたのだった。
前職で何度も代理店さんに出向いて、パソコン操作と事務の講習を行って来たKaさんが言った。
「経験上、新しいシステムや事務の研修にお邪魔すると、大概の事務員の方は、忙しいのに、また新しく何か覚えなきゃいけないの、という明から様な態度を取られることが多かったけど、ここの事務員さんは凄く前向きだし、厭な顔一つしなかった。素晴らしかったです」。
さて、会社に戻ってから、古宮エイジ氏ことJTに聞いたら、あの事務所があった一階の整備工場はS社長さんの経営する工場だと聞いて2度びっくり。整備工場が片手間に自賠責などの代理店を兼ねることは多いが、整備・修理工場の社長さんがプロの代理店を兼業している図は珍しい。
あれだけアグレッシブでありながら、若い顧客層の相談に親身に乗るS社長さん。もっともっと大きくなって、地域にとっても不可欠な重要人物になって行ってくれることを祈っています。ついでに我が社の保険もどうか宜しくお願いしま~す。


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