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禁煙(4)

1月5日、出社したら、禁煙を誓い合った4人のうち、2人は冬休み期間中1本も吸っていないと言う。もう1人は、完全禁煙は出来ていないが、それでも1日数十本だったのが、数本に減っていると言う。

「神童さんは?」
僕が3人に聞いたのだから、最後にこういう質問が来るのは至って当然だ。
「うーん。いろいろ事情があって、俺は今日から禁煙しようと思ってるんだ」
「それって、正月休みに禁煙出来なかったってことですよねぇ?」
「いや、完全に禁煙するのが難しかったということだよ」
「じゃぁ、1日何本くらいに減ったんですか?」
「そうね。2箱」
「全然減ってないじゃないですか!」
「今日から、1本も吸わない予定だからサ。許してよ」
「ホントですね?」
「誓うよ」

という訳で、本人の主体的決意も曖昧なまま、禁煙をスタートさせてしまった。禁煙宣言をした身には、今後様々な関所が待っているのは経験上良く分かっている、朝の禁煙宣言だから、まず最初の関所は昼飯後の一服だ。これは何とか堪えた。

第二の関所。それは仕事。午後、ある原稿を纏めなければならず、ワード文書作成に没頭。こういう時僕の場合、タバコ片手にパソコンに向かわないと、良いアイデアが出て来ないタイプなのだ。しかし、禁煙。ワープロが進まない。意識がパソコンに集中しない。

禁煙の一番辛いところは、勿論、吸いたいのを我慢するということなのだが、本当は「禁煙、禁煙」と自分に言い聞かせることで、反って「禁煙」の辛さを常に意識してしまうことなんだろうな。

それでも、朝みんなに大見得を切った身。午後も我慢出来た。会社で朝から夕方5時過ぎまで禁煙出来たのは凄いこと。この日は出社前、家で朝食後にしっかりタバコを吸ってたのに。家で禁煙するより何倍も難しい会社で(仕事中)1日タバコを吸わなかったのは神童君、君は偉い。

第二関門突破と思ったところに、会社にクーペから電話が掛かって来た。これが禁煙に向けた最後の第三関門となるのだが、果たしてクリア出来るのか・・・

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