沖縄(7)
20分の休憩後、第2部は高岡建治の「太陽は燃えている」(原曲はエンゲルト・フンパーディンク歌)で始まった。会場から「オオ!」というどよめきの声。今まで沢山彼の歌を聴いたが、この曲が高岡建治の大声量とフィーリングに一番合っていると思った。
ということは、マンディー(おじさんバンドのボーカル)にも、これを練習させなくては(おじさんバンドの斉藤さんとマンディーは高岡建治の歌い方をお手本にしている)。
そしていよいよ岡崎友紀。自分のヒット曲を歌った後の彼女のMC。
「私が30年ほど前、沖縄海洋博に招かれて沖縄に来た時に、ファンとして来てくれて、私と握手したかったけど勇気が無くて握手出来なかったという女性の方が、このライブのチラシを見て、今度こそ握手したいと来てくれています。次の曲は、そんな彼女の隣で歌いたいと思います」
と言って、マイクを持ってレストラン中程のテーブルまで進み、その女性の隣に腰掛けて歌い始めた。女性は感無量といった表情。それを見ている僕の心も温まる光景だ。歌い終わった後、2人はがっちり握手した。その女性の目には涙が光っていた。
最後に高岡・岡崎のデュエットで「ニューヨーク・ニューヨーク」を熱唱してくれた。神戸出身の高岡建治が神戸復興を願ってライブを開催した姿や、9.11のニューヨーク・テロから立ち上がろうとする人々の姿に触発されて、原曲に岡崎友紀がオリジナルの日本語詩を付けたもの。
2人の歌唱力と体全体を使ったパフォーマンスの素晴らしさは、マンハッタンでミュージカルを見ているような錯覚さえ覚えた。
引き続き、マスターの息子さんと、息子さんの友達のお兄さんという2人による沖縄の歌ライブ。三線と太鼓の音が「あぁ、ここは確かに沖縄だ」と思わせてくれる。沖縄の音楽を堪能していたら、入口からある男が腰低く入って来た。「しんちゃん」と呼ばれる、沖縄では超の付く有名人だ。
僕も、2008年の12月に公演で来た時、「しんちゃん」がゲスト出演で出てくれたのでよく覚えている。兎に角しゃべらせれば腹を抱えるくらい面白い。沖縄では「綾小路きみまろ」より遥かに人気があるのだ。


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