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シンプル・イズ・ザ・ベスト(2) ― 完 ―

 
  第二は保険商品の「シンプル・イズ・ザ・ベスト」。以前、保険会社に在籍した者から見れば、「うそー!」と言う程、斬新な保険なのだ。既存損保の火災保険は例外なく、地域や建物の用法構造により、保険料(値段)は大きく異なる。それが当り前だった。

   その計算式は素人には全く分からない。何が担保されるのか良く分からないが、総合保険にすると別に割り増しを取られる。保険料算出は、専門家でも、絶対間違えないかと聞かれたら、「絶対」とは言い難い。

  ところが、JTの会社の保険は、業界の常識を根底から覆すもの、「業界の常識=社会の非常識」を、社会の常識に変えるものだから、保険の専門家ほど驚く。

  この商品は損保の火災保険の範疇に入る「家財保険」なのだが、地域・構造関係なし、年齢・性別関係なし、全国一律の保険金額500万円、全国一律の保険料8400円也(年間)の1種類のみ。売る側・買う側、共に間違えようがない。主婦がスーパーで物を買うのと何ら変わらない。

  ついでに言えば、地域による保険料の差がないから、喩えその後引っ越しても保険はそのまま有効なのだ。こんな保険、今の日本に無い。

  保険商品の決まりが極端に少ないから、そもそもコンプライアンス問題が起きない。既存保険会社が、コンプラ対応のシステムや研修、組織作りに膨大な費用を掛けて取り組んでいるが、保険会社の常識を、社会の常識に近付ければ保険がシンプルになり、コンプラ対策さえも不要になるから、保険運営が極端に低コストになる。

  第三は、販売方法の「シンプル・イズ・ザ・ベスト」だ。既存損保の保険販売は保険代理店が担っている。保険商品や保険販売に関する豊富な知識や複雑なルールを知らない人に販売させる訳には行かないので、代理店主は勿論その使用人も全員、代理店資格の取得が義務付けられている。

  だが、入れ替えが激しい使用人の管理が追い付かず、実態上無資格者が取り扱ったり、知識不足や経験不足で正しい説明をしなかったりするコンプラ違反が後を絶たないのも現実だ。

  そこ行くと、この保険会社は、そもそも保険代理店不要の販売スキームだから、保険代理店に纏わる様々なコンプラ問題が発生のしようがない。

  当然、ウェブサイトで顧客がダイレクトに保険加入出来るようにもなってはいるが、しかし、メインは飽くまでも賃貸業者経由の入居者向け販売となる。

  その場合でも、賃貸業者は入居者にパンフレット等を渡すだけで、後は、保険会社のコールセンターと入居者間で、直接、契約手続きを進めるやり方だから代理店が介在する必要がないのだ。

  以上の如く、余計な規程は作らない、例外は作らない、大差ないことは大胆に割り切るなどを徹底して、全てを極限までシンプルに徹すると、保険会社の運営コストは驚くほど低く抑えられる。その分、保険料(値段)を安くして顧客に還元することが出来る。

  フレックス少額短期保険という会社は、そういう会社なのである。
   

                      シンプル・イズ・ザ・ベスト  ― 完 ―

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