プレミアムエイジ ジョインブログ
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Aの6回目のリサイタル

先週の土曜日は、暇な筈の僕に同時に3つのスケジュールが入っていた。1つは現在僕が勤めている会社の若き社長W氏(32歳)の結婚式だ。2つ目が「のどごし生バンド」の練習を兼ねたセッション・デー。3つ目は、大学で一緒にバンドをやっていたAのリサイタル。

場所は夫々、東京駅八重洲口、横浜は新子安、そして東中野である。時間も午後から夜に掛けて全てが重なる。どうやっても3つともこなすのは不可能だ。結婚式は最優先せざるを得ない。そこで時間帯が少しずれていて移動時間も短いAのリサイタルと結婚式の2つに出席することにして、新子安は勘弁して貰った。

まずはAのリサイタル。東中野の「DRUM」というライブハウスで6年連続6回目のリサイタルだという。2時半から5時の予定だが、僕は前半のステージだけ聞いて東京駅に向かうことにした。「DRUM」に行ってみると既に超満員。僕の座る場所がない。とっ、直ぐにAの奥様が僕に気付き、自分の席を空けてくれた。申し訳ありません。ありがとうございました。

Aは学生時代、僕らバンドでスタープレーヤーとしてロックやR&Bのサックスをやっていたのだが、退職後はジャズ・サックスを猛特訓して、毎回見事なアドリブを聞かせてくる。オープニングは「マイ・ファニー・バレンタイン」。当時はロックだから当然尖がった音でブイブイ鳴らしていたAが、えも言えぬ柔らかい音を奏でる。

毎年、僕も参加しているが、本当に上手くなったと思う。上手いという表現は当たらないな。聞く人の心を優しくする音色、アフタービートのゆったりしたノリだ。女性ならうっとりするのではないかと思った。

2曲目はガラッと変わって「ウォーター・メロン・マン」。どちらも懐かしい曲だ。バックのピアノ・ベース・ドラムが全員ベテランのミュージシャン(知る人ぞ知る有名プロ)だから、とても心地良い。

毎年ゲストとして呼ばれるシンガーの曜子さんが2曲歌ったが、彼女も年々進化している、いつものジャズではなく、なんと「島唄」を歌った。憲法9条がノーベル平和賞にならなかったのは残念と言いながら、「今の平和がこれからも長く続きますように」とのMC後歌い出した。

この歌が反戦歌だとは知っていたが、大好きな沖縄の島々が思い浮かぶような情感豊かな歌い方に酔った。その後、何曲かAの曲が続き、その中に「ソング・フォー・マイ・ファーザー」が入っていた。この曲は学生時代に僕らと同じ軽音楽部に属していた「ファイブ・スポット」という先輩のジャズバンドがよく演奏していた曲で、僕の大好きな曲だ。

ピアニストのホレス・シルバーの曲である。残念ながら今年の6月、85歳で生涯を閉じてしまったが、当時、ジャズロックという8ビートジャズの新分野(それ以前のジャズは4ビート中心)を切り開いた曲の一つだ。

プログラムによれば、あと1曲で前半のステージが終わる。僕は時計を見てそろそろ結婚式に向かわないといけないなと思ったところで、ステージのAから呼ばれた。実は、今日、前半で帰っちゃうのは申し訳ないので(Aも僕らの銀座タクトのライブには来てくれた)、「学生の頃のAに纏わるエピソードを挨拶代わりに喋ってから中座するよ」と伝えてあったのだ。

僕は、彼と一緒にやっていた学生バンド「ザ・ストレンジャーズ」の話をした。「何でストレンジャーズって名前になったんだっけ?」と僕。「ストレンジャーズ いいんじゃない? ってなことで決まった」(〈シナトラ〉ストレンジャー・イン・ザ・ナイトの洒落)とのAの返し。当時、良く使った駄洒落だが、今回の観客には通じなかったみたい。

そして、最近のブログでも書いた、レコード大賞から1ヶ月強のブルーコメッツの公演の前座を務めたこと、前座で、緞帳が上がった瞬間、キャーキャー、ワーワーの大騒ぎに迎えられたが、幕が上がり切るまでの精々10秒間も持たず、後はシーンとなったことなどをAと掛け合いで話した。これは受けた。

その後僕は急いでW君の結婚披露宴に向かった。

.     Aの熱演     ガラ系の写真で見難くてすみません

.     Aの熱演   ガラ系の写真で見難くてすみません

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