プレミアムエイジ ジョインブログ
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慰安婦問題の合意

  日韓の間に横たわる解決不能と思われたこの問題が、国交正常化50周年の年の年末ギリギリに合意に漕ぎ着けた。まずは、そのことを是としたい。

  韓国の要求する「法的責任」の表明と謝罪は、1965年の条約で「完全に解決済み」とする日本政府が絶対に受け入れられないものだし、韓国政府もそれ無しの合意は有り得ない立場だろうから、国交回復50周年の昨年中の合意はとても無理と思っていたのは、僕だけではなかったのではないか。

  中国の海洋進出・北朝鮮の核ミサイルなど東アジアの安全保障上の問題から、米日韓の結束を不可欠とする米国からの、日韓の争いの収束に向けた強い働き掛けや、経済の不調などの理由から、ギリギリの妥協案で合意したというところだろう。

  ただ、今後世論(特に韓国の世論)がこれで収まるかは非常に難しい状況ではある。夫々相手国を嫌いとする世論が70%以上だの90%だのという状況が簡単に改善する筈もない。

  だが、いずれにせよ、両国の政府が正式に合意し、世界の各国も賛意を表明した今回の出来事は、両国の今後の協力体制や展望を切り開く上で、これまでとは全く違った大きな転換点となるだろうし、そうしなければならない。

  ところで、僕は40年以上とっていた「朝日新聞」を年明けから他紙に変えることにしていた。あまりにも中立性を欠いた記事や論調に遂に我慢の限界が来たからだ。そういう意味で、12月28日合意の翌日の「朝日新聞」を注目していた。「朝日新聞」が変るとすれば、今回のニュースの伝え方や社説でどう表明するかに掛かっていると思ったからだ。

  だが、やはり一縷の望みは見事に打ち砕かれた。

  この問題では、誤報により大問題となるキッカケを作った朝日新聞は、飽く迄も謙虚にあるべきなのに、社説では「日韓両国は激しい『告げ口』外交を展開し、傷付き疲れ果て、日韓が悟ったのは『不毛な争いは何も生み出さない』という当り前のことだった」と述べた。

  この偉そうな言い方に、流石の僕もほとほと愛想が尽きた。誤報で問題の種を撒いて、両国民に互いに大きな嫌悪感を抱かせ、両政府の長い相克を生み出して置きながら、今回の両政府のギリギリの妥結交渉の結果を、これほどに上から目線で物を言う資格が朝日新聞にあるのかと一人憤慨した。

  更に、「日韓両国の激しい告げ口外交」との記述も非常な違和感を持つ。「告げ口外交」と言う言葉を、以前から引用の形ではあったが朝日新聞も使っている。それは専ら、朴槿恵大統領が行なった、アメリカ議会での「恨み千年演説」や、ドイツやイギリスの首相との首脳会談で日本非難を行ったことをマスコミが表す言葉として使っていた。

  別に安倍首相の肩を持つ訳ではないが、あれだけ世界を飛び回って各国の首脳と会談して来た首相が、会談で韓国政府を非難したという朝日新聞のニュースを見たことがない。

  多分、日本外交がアメリカとの水面下の交渉や事情説明や働き掛けをしたことを「告げ口外交」と言ったのだろうが、外交戦略上不可欠な水面下の交渉をそう言うなら、朝日新聞の常識を疑われても仕方ないだろう。

  11月に行われた世界野球で、レフトフライを見失ってヒットにして先制点を奪われてしまった筒香が、中田が決勝打を打って勝利した時、自分のミスを帳消しにしてくれた中田に、真っ先に駆け寄って感謝していた姿が浮かぶ。

  何故朝日新聞は、自分の間違いで両国間に大きな反目を生じさせてしまったにも拘らず、それを収めた両国の首脳に何故感謝出来ないのか。仮令感謝出来なくても、何故もっと謙虚な社説を出せないのか。あまりにも人の心を知らなさ過ぎる。失敗した時の似非エリート達のブザマさを見る。

  かく言う僕も、学生時代から「朝日ジャーナル」の愛読者だったし、社会人になってからは新聞は日経と朝日を愛読してバランスを取って来た人種だ。だから、2ヶ月前に昨年末を持って朝日新聞との決別(他紙への移行)を決めていたけれども、心残りの部分が無い訳ではなかった。けれども、最後の最後に朝日新聞の方から僕に別れを告げてくれたのだ。さよなら朝日新聞。

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7 comments

1 ぽこ { 01.06.16 at 10:05 pm }

中学の時、日教組の先生から受験で出るから天声人語を読むように言われ、中学生から朝日新聞少年になっていきました。私が決別したのは22歳の時でした。それから約40年朝日新聞の欺瞞を訴えてきましたが、誰も耳を貸してくれません。吉田清治の記事が出たとき、こんなでたらめ信じる人がいるのかな?とあきれましたが、まともに取り合って、それを否定することが許されない風潮に気味悪さを感じたものでした。今になって私の訴えに耳を貸す人がちらほら。そして朝日ジャーナル世代の神童さんの決別、私にとってここ数年間の最大のニュースです。おめでとうございます。でも完全決別しないでたまに読むとおもしろいですよ。

2 シンドバッド { 01.11.16 at 5:11 pm }

ぽこさん、久し振りのコメントありがとうございます。
性格的に、簡単に見限ったり決別したり割り切ったりが出来ないタイプなので、この2~3年迷いに迷った末の結論です。おめでとうと言われると複雑な心境にはなりますが(笑)。

3 エイジ { 01.12.16 at 7:37 pm }

異議あり!
新年おめでとうございます!?
!朝日との決別拝読しました。おそらく、いわゆる慰安婦問題における朝日の社説が朝日拒否の主な要因ではないと思いつつも、神童さんのその論調にあえて「異議あり」と珍しく反論させて貰います。勿論朝日の論調の屁っ放り腰にもNO、朝日の読者でも有りませんが…

しかし、この論調と日本の現状の政治、外交の状況を踏まえていえば、極めて危険なる論陣と捉えてしまいます。この問題を「朝日」の誤報問題として切ることも、ましてや日韓の開講問題に仕立て上げ、国家の名で安倍首相が外交の具にして個人的見解を伏して詫びを述べる事も正しく無いはずです。むしろ朝日の上から目線よりも日本の相変わらずの上から目線が問題の本質ではないでしょうか??

という入り口で、今年はブログ復帰を帰したく考えております、今年もよろしくお願いします。

4 シンドバッド { 01.18.16 at 5:24 pm }

エイジさん、お久し振りです。相変わらず鋭いご指摘、以前のままの変らぬエイジさん、嬉しいです。
ただ、こちらのトウが経ってきたのか、ご指摘の意味が今一分らなくなって来ているようです。朝日より日本政府の方が上から目線だと言われていることだけ分かりましたが、出来れば、ブログ復活第一弾で、是非、詳論をお願いしたいです。

5 えいじ { 01.18.16 at 7:53 pm }

なるほど…というよりブログアップするつもりで書いたものが行方不明おまけにアップの仕方も失念しておりました…
異議ありは朝日の中立性において決別とある点です。マスコミ(大衆)紙に中立性を求めるとすればその趣旨においてNGでは??公衆におけるマスメデイアの役割は権力の監視、継承の視点以外にはありません。ゆえに左右中立を求める貴兄の論調があるとすれば、マスコミ総じてその傾向にあり、その動きへの同調は極めて危険な傾向が常識派に生じることを危惧するものでした。マスコミの時代が終わりネットコミュニケーションの時代が始まっています。そのうねりの中シニアのIT苦手の同行も気になり、ブログでの独り言発信を考えていますが…

NHKの会長さんのコンプライアンスを守りの発言…気になります。NHKは公共放送、公共とは公衆(大衆)と共にある放送スタンスであり、対極にあるのは権力であるとの視点が放送局のコンプライアンス…クロゲン、岸井、古舘皆降ろされる事態など危険なマスコミ統制に乗ってしまう風潮(論調)に見えて…

6 ぽこ { 01.20.16 at 1:05 pm }

「不偏不党の地に立って」や「中立性」という朝日新聞の綱領を信じ続けた人が何か違うな、おかしいな、と思い始めたのであって、朝日新聞ファンはけなげなんだと思います。
朝日新聞が言ってるから正しいんだと思い込まされてきたのでしょう。
エイジさんの言うように朝日新聞は、我々の役割は権力の監視、継承の視点以外にはありません。という綱領に変えてから報道すれば、どうぞご自由にやってくださいと思います。
もともと胡散臭い大衆紙の朝日新聞が良心的な正義だという刷り込みから逃れられればなんら心配なかったのですが、吉田清治報道なんか一笑に付したのでしょうが、天下の朝日新聞が言ってるから事実になってしまう恐ろしさを感じます。
それと神童さんは誤報と書いてましたが、誤報という言葉には、ついうっかりとか、ちょっとしたミスというニュアンスですが、そんな甘いものでなく、貶めるための明らかな悪意を感じます。

7 エイジ { 01.20.16 at 8:10 pm }

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い…」の類であり、「朝日」単なる袈裟でしか無いのでは??(論点は、いわゆる慰安婦問題の事実認識では。)
当時の侵略国に被侵略国の沢山の婦女子が「いわゆる慰安婦」として存在した事実をどう捉えるかであり、商業新聞である朝日にしろ、産経にしろ、読まれるように意識するのみ…同時に貴社としてのの良心を信じたくは思いますが…それすら潰していく風潮と記者魂を持った記者が消えて行く状況こそ不安なまでです…近々にこの辺りの独り言も書き込みますので、宜しく…

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