プレミアムエイジ ジョインブログ
Random header image... Refresh for more!

最後の車(後編)

IMG_0927

  試乗から戻ってディーラーの営業マンに一応購入見積書を作って貰った。そして、今日乗って来たRX-8を下取りするとしたら、幾らになるかも査定して貰った。まず新車の見積りだが、ナビやオーディオやETCなどを含んだ一般的な構成の見積りだった。

  だが値引欄を見るとたったの5万円。まあいいや、今日契約を結ぶ積りじゃないから、参考情報として頂いて置く。問題は、愛車の下取り価格だ。10万円~11万円だと言う。嘘だろう? という思いが顔に出たのか、営業マンは「これはまだ目安です。新車購入の時、全体の中で考慮しますから」と反応。15万円くらいまでの可能性かな?

  僕は、RX-8がマニアには結構人気のある車種と思い込んでいたし、12年物と言っても、駐車場では必ずカバーを掛けて大事にして来た。走行距離も4万kmだ。減価償却を考えても最低30万円~40万円にはなる筈と踏んでいたのだ。

  ディーラーからの帰り道、息子が言った。「RX-8はスポーツ・カーだから、マニュアル車が人気で、オートマ車は元々そんなに人気ないよ。この車にプラス・ポイントがあるとすれば、奇麗なことと走行距離だね」と。そうか。オートマのスポーツ・カーって考えてみれば変だった。

  次の日、僕は、RX-8の買取価格を知るために、自動車買取店2店とマツダ・ディーラーを訪ねた。それぞれ査定をして貰った結果、マツダは11万円(+残り期間の税金分+自賠責保険料返還)、買取店Aは10万円(同)。そして最後に訪れた買取店Bでは、驚いたことに、他の見積りの3倍以上の価格提示だったのだ。

  何故これ程の差になるのか、半信半疑ながら、買取店Bは僕が見込んでいた金額を少し上回って査定してくれたので、当然僕はそこに愛車を売ることにした。それでも担当者は申し訳なそうに「マニュアル車だったらもっと高く引き取らせて貰えたのですが・・・」と言う。この点は息子の言う通りだった。

  さて、肝心のスズキ・スイフトの購入交渉だ。「いかな何でも、新車購入なのに5万円引きはないでしょ。これで5台目の新車購入だけど、日産でもトヨタでもマツダでも、10%~15%は引いてくれていましたよ」と僕。担当者は「それは下取りの額を含めてじゃないですか?」と聞いて来る。

  「下取り抜きでだよ」と返事はするものの定かではない。ただ、僕として20万円の値引きを何とか引き出したいのだ。すったもんだの挙句、営業マンは上司に相談に行った。「オレ、滅茶苦茶言ってる?」と自問自答しながら、何か知恵がある筈とも期待した。

  彼が戻って来た。「今日までがGWキャンペーン中なので今日購入を決めて貰えれば、キャンペーン価格が適用出来ますので、割引額が更に5万円上乗せ出来て10万円引になります」とのことだ。

  更に続ける。「また、キャンペーンの目玉として、こちらのモデルのナビ&オーディオ・セットなら無料でお付け出来ます」。早く言ってよぉ(笑)。見積書に入っていた別のメーカーのナビ&オーディオ・セット128,000円がそっくり落ちる。都合228,000円の割引が実現した。

  この日がGWキャンペーンの最終日なのは店内外の幟やポスターで確認出来た。営業マンは売買契約書を今日までに締結した客が対象だった(らしい)のを、上司と相談した結果、購入意思表示の書類記入で対象にしてくれたようだ(推測)。

  そんなこんなで、愛車の売却・新車の購入ともに値段交渉は満足出来る決着を経て、5月末にスイフト・ターボが納車になった。僕にとって人生最後の車だ。色はカミサンの指示に従い、派手でないシルバー・メタリックにしたが、何か淋しいので、フロントにある模様を入れて貰った。

  これが、どこから見ても自分の車だと分かる「世界で一つだけの車」(言い過ぎですが)の気分にさせてくれる。予想外だったが、その模様が孫娘には好評で、この車を「とっても可愛い」と言ってくれる。まだ下の道しか走っていないが、今週、ゴルフがあるので初めて高速道路を走る。ゴルフよりそれが楽しみ。

               最後の車  ― 完 ―

IMG_0926

0 comments

コメンはありません。

下記のフォームへの入力が必要となります。

コメント欄