プレミアムエイジ ジョインブログ
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Category — 日記

プレミアムエイジ終了に当たって

.                       編集長 神童覇道

誠に残念ではありますが、プレミアムエイジは、この1月末日をもちまして、閉鎖させて頂くことに相成りました。長い間ご覧頂いた皆様と、ブログを執筆下さった皆様、誠に有難うございました。

当ブログ・サイトは、2006年初代編集長の古宮エイジ氏が立ち上げたものでございます。世にも珍しい複数のブロガーからなる連立ブログという形式でスタートしました。

プレミアムエイジとは、60歳を超えた団塊世代及びその前後の世代を指すオリジナルな名称で、「現役時代に培った高度なノウハウと熟練のスキルを社会に還元できる世代」とか、「幅広い趣味や得意分野で自身は勿論、周囲をも元気にする世代」を意味しております。当サイトは、正に、「プレミアムエイジの、プレミアムエイジによる、プレミアムエイジのためのサイト」を標榜してスタートしました。

この「プレミアムエイジ」という言葉は、それまでのシルバー世代に代わる、定年後世代を指す新しい表現として、当時他のビジネス分野で使われたりもしました。

立上げから数年後、二代目編集長として古宮エイジ氏からバトンを引き継いだ、私奴、神道覇道も、同じ視点に立ち、執筆者達が自身の生き様を語り、議論を通じて、喩え一つでも同時代を生きる人々のヒントとになれば、との思いで今日まで運営して参りました。

しかしながら、今やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)全盛期となり、プレミアムエイジの各執筆者達も、時代の流れで、何倍もの影響力を持つフェースブックやツイッターに活動の場を移した方も多く、連立ブログの果たす意味が次第に薄れて行きました。

そして、遂に本日、プレミアムエイジが狙いとした、団塊の世代及びその前後の世代への応援歌としての役割は、ここに終えることを宣言する次第であります。

そんな中で、最後まで連日執筆賜った大屋地爵士氏(JAZZYな生活)と、当プレミアムエイジを立ち上げた古宮エイジ氏には心より感謝申し上げます。また、この十余年の間、趣旨に賛同され執筆陣に加わって頂いた皆様、そして何より、当ブログをお読み頂いた皆様には重ねて感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。

 

【追伸】

下記のお二方は、今後も下記サイトにてこれまで通りブログを続けて行かれますので、引き続きお立ち寄り頂ければ、誠に幸甚に存じます。

〇 大屋地爵士氏 (JAZZYな生活)

.   https://oyajijazz.exblog.jp/

〇 古宮エイジ氏 (新プレミアムエイジ)

.   https://ameblo.jp/premiumage/entrylist.html

 

1月 10, 2020   2 Comments

時代おくれ

何故か今頃になって、河島英五の歌が心に沁みるようになった。早逝した彼が残した「酒と泪と男と女」「野風増」「時代おくれ」「てんびんばかり」等々名曲が数多くある。しかし僕は、河島英五の現役時代は全く知らないし、興味もなかった。仕事仕事に明け暮れていた最も多忙な時期だったからだろう。ただ、カラオケで誰かが「酒と泪と男と女」を歌ったから、聞いたことがあるという程度の認識だった。

それが、数年前から河島英五を聞きたいと思うことが多くなり、YouTubeで聞いたりカラオケで歌うようになって行ったのだから、自分でも不思議なのだ。世界で一番遅れてやって来た河島英五ファンとでも言おうか。

そんな彼の曲の中で、僕は「時代おくれ」がダントツに好きなのだ。恥ずかしながら、当時のニューミュージックのシンガーが全てそうだったように、彼の歌う曲も全部本人の作詞作曲だと思っていたが違った。勿論、彼はシンガー・ソングライターだから、自作の曲が多いのは当たり前なのだが、僕のお気に入りの「時代おくれ」は、阿久悠作詞、森田公一作曲なのだ。

阿久悠が河島英五に詩を提供していたことにも驚いたが、あの「青春時代」を歌っている森田公一が作曲した歌だったとは。まっ、誰の作った曲であれ、良いものは良い。流石は阿久悠! 何故この曲に惹かれたのかと、改めて詩を見てみた。答えはうしろの方にあった。

 

.   時代おくれ

.               唄   川島英五
.               作詞  阿久悠
.               作曲  森田公一

一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら 微笑んで
十八番を一つ 歌うだけ

妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に置いて行く

目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは 無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい

.    (間奏)

不器用だけれど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を飲みながら
一年一度 酔っぱらう

昔の友には やさしくて
変わらぬ友と信じ込み
あれこれ仕事もあるくせに
自分のことは後にする

ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思いつづける
時代おくれの男になりたい

 

1月 8, 2020   3 Comments

川柳句楽部

同士を募って川柳の会を立ち上げて6年目となる。会の名前は「川柳句楽部」。会員は14名で、月に一度全員で集まって宿題の5句をそれぞれ発表し、全員で感想を述べあったり、改善提案したり、結構喧々諤々の議論を行い、各人のベスト句を選び、全員分を会のサイトに掲載する。

宿題の5句は、与えられたテーマを詠む題詠2句と自由句3句だ。1ヵ月の間にたったの5句と思う勿れ。大抵、最後の1句が浮かばず大苦戦の末、締め切り間際にエイヤッでやっつけることが多いのだ。

そんなことを繰り返しているが、殆ど進歩しないので嫌になる。それでも一年に何句かは、他のメンバーが褒めてくれることがあるから止められない。

恥ずかしながら、これまでで、他の人が面白いと言ってくれた句をここに掲載させて頂く。ご批評賜れば望外の幸せである。

【断捨離】

物忘れ    そいつぁ 記憶の    断捨離よ
断捨離と   思えばいいさ   薄い髪
断捨離の   最後に妻が    俺を見る

【お酒】

ほろ酔いの  仕草可愛い    君に酔い
乗った筈   酔いが冷めたら  同じ駅
午前様    玄関開けたら   仁王様

【その他】

北と中    どちらも危険   当たり牌
許してね   俺に似ちゃった  孫娘
水不足    オイラの職場   ミス不足

お粗末。

1月 6, 2020   4 Comments

今年後半のライブを振り返って(5) 最終回

.            のどごし生バンド

12月21日は「のどごし生バント」の 41 回目ライブ @グレコ だった。

一週間前の予約状況で満席だったので、その後の予約については丁重にお断りさせて頂いた程だったが、当日、予約なしの方達が10 人近く現れた為、補助椅子やら2人掛けを3人でお座り頂いたり、てんやわんやの状況となった。こんなの初めて。

その理由は、今、東京・横浜地区で大人気の「フルーベル姉妹」をゲストに呼んだからだ。皆さん是非観たいと予想を超える人数が集まってくれたのだった。

「のどごし生バンド」も、この異常な熱気に煽られ、かなり気合が入った演奏になり、この一年を締めくくるに相応しい記憶に残るクリスマス・ライブとなった。

「フルーベル姉妹」の「怖い女のメドレー」とか「一人ぼっちのクリスマスソング メドレー」とか、兎に角会場全体が爆笑のルツボ。と思えば、高い歌唱力とピアノの掛け合いで、素晴らしいオリジナル曲を聞かせて貰うなど、まだ、ずっと聞いていたいと思わせるステージだった。お客様も、「素晴らしいライブだつた」、「また彼女達をゲストに呼んで」、「彼女達をイベントに呼ぶとギャラは如何ほど?」等々、絶賛の嵐でした。「フルーベル姉妹」に心からの拍手と感謝だ。

更に神童覇道は、11月に銀座でプロ達とライブをやらせて貰ったが、その時ご一緒した「シャープ ファイブ」のベーシスト竹原氏(NHKテレビに出演)がお友達と来てくれていたので、最後に3曲飛び入りでベースをお願いした。ノーギャラで。お蔭で僕達もとても楽しく演奏させて頂いた。

お越しの皆様、本当に有難うございました。次回は、2月15日(土)夕方、聖蹟桜ヶ丘フルノート です。皆さま是非お越し下さい。

.            ゆずるちゃん

2019.12.21 セットリスト

第1部 Jazz night

1. A列車で行こう
2. オール オブ ミー
3. キリング ミー ソフトリー アズ ヒズ ソング
4. バイミア ビストゥ ドゥ シェーン
5. 私は泣いています
6. ルート66

第2部 フルーベル姉妹

1. ゴスロリ姉妹横浜藤沢
2. 怖い女メドレー~恨む女メドレー
3. ガールフレンズ(オリジナル)
4. クリスマスメドレー
5. ボヘミアンラプソディ
6. I Will Always Love You
7. 人生綱渡り(オリジナル)

第3部 X’mas night

1. ブルーボッサ
2. エトピリカ
3. クリスマス ソング
4. ウィ ウィル ロック ユー
5. あの時君は若かった
6. お祭りマンボ
7. 恋のフーガ
8. 北国行きで
9. 時空の風に

e. ジョニーBグッド

.            フルーベル姉妹

.        フルーベル姉妹 公演を終えて

12月 30, 2019   No Comments

今年後半のライブを振り返って(4)

11月23日(土)は「みずすまし with OG sounds」を開催。

雨の中、遠く神奈川(鎌倉)、千葉(柏)、埼玉(大宮)、茨城(牛久)など遠方から聖蹟桜ヶ丘まで大勢の皆さんが来てくれて、出演者も大変遣り甲斐のあるライブだった。

「みずすまし」は、実は僕らOG sounds とは過去何回か共演している。「みずすまし」は京都の高校時代に同級生4人で結成したフォーク・グループで、キャリアが長いだけあって、そのハーモニーは実に聞き応えがあるのだ。だが、残念ながら、夫々の事情があって、現在は、京都を中心にプロ活動を行っている宮原氏と、僕の会社の後輩、片岡君とのデュオとして活動している。

2ヶ月前、宮原氏がこの日上京するとの一報を片岡君から入ったので、即、ライブを計画したのだった。会場は、OG sounds がいつも定例ライブを行っている地元のライブハウス、「フルノート」だ。会場は観客30人で満杯だから。顧客第一をモットーに窮屈過ぎない25人限定で広報を始めた。

ただ、「みずすまし」は僕らの会社では何度も音楽祭に出場して来たので、とてもファンが多い。普通にライブ告知でもしようものなら、50~60人はその日の内に予約が殺到してしまう。そこで、こちらから、来て欲しい人に個別に声を掛ける方法で募集した。片岡君が「みずすまし」ファン中心に10名、僕がOG Sounds のファン中心に10名に呼び掛ける。残り5名は予備枠とした。

ところが、来場者の把握がままならず、ライブ前日に宮原氏のファンから申し込みが殺到したようで、25人限定の筈が36人と膨れ上がってしまったのだった。店と相談して、補助椅子などを出して貰って何とか36人分の席を用意して貰ったが、キツキツ感は否めない。バンドメンバーの席は勿論無い状態だ。

当日のリハも終わり、いよいよ開店。しかしながら、外は冷たい雨が降りしきっている。こんな時は一般的に客の出足は鈍い。案の定、開演時刻が近付いてもまだ客席は1/4も埋まっていない。聞けば電車もかなり遅れているそうな。開始を15分遅らせることにした。

再設定の開演時刻が来た。多分、お客様は20人を少し超えた程度だったが、OG sounds の部をスタートすることにした。

結局、雨のため、10人ほどキャンセルがあったので、超・超満員の筈が、丁度いい感じの入りになった。バンドメンバーの席も出来て、主催者としてはホッとしたと言ったところ。

ライブの方は、第2部で「みずすまし」の2人に50分間熱唱して貰った。いつ聞いても彼らのハーモニーには癒される。僕は前もって女性客2人からリクエストを頼まれていたので、そのことは伝えておいたのだが、それを受けてくれるかどうかは分からない。ミスチルと村下孝蔵だ。

流石は「みずすまし」。初めて歌うのだと思うが、ちゃんとセットリストに入れてくれていた。客席の彼女達を見ると、物凄く喜んでくれているのが伝わって来る。「みずすまし」ありがとうね。

第3部は、「みずすまし」とOG sounds との共演。ギターを持たず歌手に徹した2人のバックをOG sounds が務め4曲演奏した。「何も言えなくて 夏」「夢のカリフォルニア」「ホテル・カリフォルニア」「デスペラード」の4曲。演奏している側が言うのも何だが、即席にしては素晴らしいコラボで、贅沢感さえ覚えながら演奏した。楽しかった。

帰り際、大勢の方から「今日来て本当に良かった」「とても楽しかった」などと口々に言って頂いて、今回の企画・準備・運営を担当したプロデューサーとしては、大変ハッピーな気分を味わった。皆さん、有難う。

 

12月 30, 2019   No Comments

今年後半のライブを振り返って(3)

「銀座ゼロ」でのライブ(10月27日)が終わった。オールディーズ27曲。「ファンキー・モンキー・ベイビー」や「メリージェン」、更に新しい「愛なんてシヤバダバだ 」などを含めて27曲はかなり大変だった。

個人的には準備に2ヶ月掛かった。それは僕以外全員プロ中のプロなので、事前の音合わせなどなく、当日のリハでいきなり合わせるのだ。アマチュアの僕としては、曲の隅々まで完全に頭に叩き込んで当日に臨むしかない。更に、チケット代8,000円は半端なプレッシャーでなかったから個人練習を重ねる以外ない。何とか最後まで大きなミスなく終わったのでホッとしているところだ。

20数年前、僕が仙台に単身赴任していた時、一番町の隣の稲荷小路に、あるライブバーがあった。単身で暇な僕は週末、よくそこに行ってドラムで遊ばせて貰っていた。そこのママをしていたのがKeiさんで、ずっと後に彼女は東京に進出して歌手活動を始めたのだ。元々マーサ三宅の弟子だったそうな。

最初の頃は僕も頼まれて、飛び入りで2曲ほどドラムを叩かせて貰っていたが、その内、彼女のライブのバック・バンドのドラマーとして声が掛るようになって行ったのだった。

Keiさんのバックでドラムを担当するのは、実は6回目になる。仙台のディナーショーの他は、全部銀座のライブハウスだ。しかし、何回やっても頗る緊張するのは今も変わらない。多分高い入場料のせいだ。仙台では12,000円だった。銀座でも8,000円~10,000円なのだ。他は全員プロなので、「金返せ」と言われるとしたら僕だからねぇ(笑)。

それにしても、シャープ・ファイブ の保山さんのギターの音色にはいつも癒される(哀愁のヨーロッパ、朝日のあたる家、など)。同じくシャープ・ファイブのベースの竹原さん(最近ではNHKテレビ番組にも出演している)の頼り甲斐のあるキャプテンシーがあればこそ僕も安心して演奏出来たのもいつもの通りだった。

今回は、キーボード・ピアノに神多恭子さんと言う新進気鋭のミュージシャンが加わって、なんか僕、凄いバンドに参加してるなぁと感じながら演奏した2時間半だった。ギャラと称する日当まで頂いて、本当に貰っちゃっていいんだろうか?

終了後は、こういうメンバーで銀座の居酒屋で終電まで打ち上げが続いた。非日常の貴重な体験。楽しかった。

.     ギター:シャープ5 保山氏、ベース:同 竹原氏

.    中央はKeiさん 左はキーボード・ピアノ神多恭子さん

 

12月 25, 2019   No Comments

今年後半のライブを振り返って(2)

10月19日、のどごし生バンドは、グレコでの40回目の記念ライブを開催しました。いつも、偶数月にやっていますが、8月はお休みを頂いたのでライブは4ヶ月振りで、果たしてお客様が来てくれるかどうか危惧しましたが、リピーターの馴染みのお客様達でほぼ席も埋まり、メンバー一同感謝の心で演奏させて頂きました。

前半はジャズ8曲。後半は「懐かしい曲たち」と題して「ザ・ピーナッツ特集」や「朱里エイコ」などアンコールを含めて10曲ほど、ゆずるちゃんとビーバーに大活躍して貰いました。

中でも僕らのオリジナル曲「時空の風に」(ボーカル : アンディ)が、あるご婦人の心に響いたらしく物凄く評価してくれて、その方の会社が毎年都内のホテルで300人規模の大パーティをやるので、いつか是非出演して欲しいとまで言って下さったのです。彼女はその主催者らしいのです。

これまで、郷ひろみとか、和製プレスリーとかを招いてやって来たパーティーらしく、とても僕らの出番ではないのですが、お世辞でも嬉しいものです。そんなこともあり、打ち上げはいつになく盛り上がったのでした。

.            のどごし生バンド

12月 24, 2019   No Comments

今年後半のライブを振り返って(1)

10月5日、OG soundshaはライブやりました。
満員の会場で演奏するつて、幸せだなぁ。
打ち上げは、夜中の2:30までいったよ。
でもね、そのためにやってるような気がする。
あと何年やれるかだな。

OG sounds

店のスタッフのタカシが「ホテル カリフォルニア」を歌ってくれた

ゲストバンドのギタリストを支えるの図

OG sounds の歌姫 Kumiko 高橋真梨子を歌う

12月 24, 2019   No Comments

久し振りの旅行(下)

. 新倉山浅間公園   富士が見えない(涙)

さて、この日の行程は2ヶ所を巡ることにしている。天気予報では曇り時々晴れ間ということで、昨日よりはマシなのだが、相変わらず部屋から富士山は見えない。梅雨時だから見える方が奇跡と思うことにした。

最初に訪れたのは新倉山浅間公園。前にテレビでここを紹介していたのだ。タイ人観光客がSNSに投稿したところ、瞬く間に外国人旅行者に知れ渡り、今や中国人観光客の超人気スポットになったという番組の解説だった。

駐車場から398段のかなり急な階段を登らなければならない。朝食の腹ごなしには丁度良いと思ったが、かなりキツイ。途中で小休止。カミサンは週3~4回のジム通いで身体を鍛えているから全く息が乱れない。こっちはハ~ハ~、ゼ~ゼ~だ。齢はたった1歳半しか違わないのに。

悔しいが背に腹は代えられず、5分だけ休憩時間を貰って後半戦に挑む。最後はかなりペースダウンしたが何とか休まず最後まで登り切った。そこは広場になっていて正面奥に五重塔が建っていた。戦没者慰霊のための忠霊塔だ。

この塔を右に置いて富士山を望む構図の観光写真が気に入ってここに来てみたかったのだ。中国人観光客に、京都(忠霊塔)と富士山を同時に見られると評判になった写真だ。

そのためには、もう一つ階段を登らなくてはいけないが、その前にベンチで小休止。カミサンはあきれ顔だが仕方ないだろう。足が棒なんだから。汗を拭い水分を補給して、さあもう一頑張りだ。そこは決して広くない場所で大勢の人が佇んでいた。富士山の方角を見ているが、薄曇りの中両サイドの裾野の稜線は微かに見えるだけで、全貌は霞の中で全く見えない。

人々の言葉に日本語は殆ど聞かれない。1割くらいは英語(白人客)だが、それ以外はほぼ中国語・台湾語・韓国語と言ったところか。皆んな雲が晴れて富士山が姿を現すのを待っているらしい。上空は薄日が差しているから、諦め切れないのだろう、引き返す人が殆どいないので、新しく来た人で高台はどんどん混んで行く。僕らも、見えない富士山を何枚か撮りながら20分ほど頑張ったが、今日は無理と判断して下山した。

次に車で30分くらい掛ったところに目的地があった。忍野八海(おしのはっかい)である。田舎の民家が立ち並ぶ一角にその家の庭を観光客用の駐車場にしているらしい場所に車を止めさせて貰った。完全に無人みたいなので、料金支払いはどうするのだろうと、キョロキョロしていると、駐車場の壁に「駐車料金300円」と書かれた貯金箱様の箱が掲げられているのを発見した。帰りにここにお金を入れれば良いらしい。

カミサンは以前、ここに友達と来たことがあると言う。僕は初めてだったので、カミサンの案内で現場に向った。途中は畑やあぜ道のある極々普通の田舎の光景だ。故郷を思い出す。「忍野八海入口」の看板を見て少し行くと、急に大勢の観光客が目に入った。ここが押野八海の中心地らしい。そこは深そうな池があり、周囲の柵越しに人々が鈴なりなって池を見下ろしている。

富士山からの地下水がこの押野村に湧き出ているのだという。僕も早速、この池、否、湧泉を覗き込んだ。底まで透き通って見える。但し、水の色が青いのだ。青と言うより紺に近い。青空を映しているからかと空を見上げたが、今にも振り出しそうな曇り空だからそうではなさそうだ。下流に流れ出て行く水は特に青くはないから、きっと、湧泉の中の壁や底が長い間に出来た藻や苔の色を映しているのだと勝手に推察した。そのためか、とても神秘的で、ジッと見ていると吸い込まれそうな雰囲気を醸し出している。

この様な湧泉がこの一帯に8つあり、泉たちを海に見立てて「八海」と名付けたということだ。この湧泉が一番大きく忍野八海の中心なのだろう。その周囲には大きな土産物店や蕎麦屋などが建ち並んでいて、一大観光地となっている。忍野八海は、勿論外国人客も多いが、どちらかと言えば圧倒的に日本人が多いみたいだ。直ぐ近くの駐車場には大型観光バスが何台も駐車しているのが見える。

蕎麦屋に入って昼食を取った後、僕らは一路東京の自宅に向けて車を走らせた。姿を見ることは叶わなかったが、至る所で富士山の気配を感じた旅を終えたのだった。

.        天気が良いとこう見えるらしい

7月 29, 2019   No Comments

久し振りの旅行(中)

夕食は部屋食だった。かなり豪勢な和食のコース料理だった。コース順にその都度係が運んで来てくれるのだが、こちらの食べるペースが速すぎるのか、係の人の数が足りないのか、次の料理が出るまでの時間が長く、仕方ないからその間お酒を飲むしか仕方ない。カミサンはお酒がさっぱりダメだから、ジンジャーエールとお茶で間を繋いでた。これだったら、でかいテーブルに全部並べられていた方が待たなくて良いのに。

翌朝は広いダイニング・ルームでバイキングだ。朝7時~9時の間に来るように言われていたので8時ごろに行った。ほぼ満員の盛況だ。辛うじて空いていた2人席に案内された時、見渡したら、100人ほどが食事していたが、殆ど中国語の会話のようである。たまたま隣席のご夫婦も日本人のようなので話し掛けた。「どちらからですか?」「埼玉から来ました」「それにしても中国人ばかりですねぇ」「本当ですね。些か驚いています」。といった遣り取りだった。

観光立国を謳う日本は、来年には4千万人の外国人観光客を目指すそうだが、この光景はそういうことなんだと、つぶさに悟った次第だ。何年か前までカミサンと何回かツアーで海外旅行をしたが、頻繁に中国人観光客とホテルの食堂で出くわしたものだ。日本人の団体は食事の時もぼそぼそと話すくらいで静かなものだが、中国人の団体は、まぁ騒がしい。お酒のせいなのか、外国に来た高揚感ではしゃいでいるのか分からないが耳を覆いたくなるほどだった。彼らと一緒になるのは御免被りたいと何度も思った記憶がある。

しかし、このホテルでのバイキングでは、あちこちで会話は聞こえるものの、それほど騒がしくはない。昨夜の部屋食の係の女性が近くを通り掛かったので聞いてみた。「中国人が多いみたいだけど、皆さん団体客ではないの?」「はい、このホテルは所謂ツアーのお客様はいらっしゃいません」「へー、それはどうして?」「コスト的に通常のツアー料金では無理なんだと思います。なので、外国からのお客様は少人数の個人旅行の方々です」「あぁ、成る程。日本旅行をし慣れている人や、アッパークラスの人達という訳ですか?」「そうだと思います。マナーもそれほど悪くないですし、当館のリピーターの方も結構いますので」。

このホテルは河口湖畔の旅館街から離れて、湖の対岸に独り佇む静かな宿と思って予約したので、まさか中国人がこんなにやって来るホテルとは想像もしていなかった。正直、参ったなぁと思ったものだが、彼女の説明に、外国旅行で味わったあの騒がしい中国人達とは違う人達なんだと分かり少し気分が落ち着いたのだった。

7月 23, 2019   No Comments